俺版「仮面ライダーMOVIE大戦」やってみた。その３

幸太郎がやってきた時間・・・
そこはオーズがドクター真木との闘いを終えた世界だった。

超人的な足の速さで工場地帯を逃げる白服の男・・・
幸太郎はバイクで飛び出し白服の男を追跡する。
しかし、アクセルをフルスロットルにしても一向に追いつけない・・・
銃剣化したマチェーテディを構えた幸太郎は白服の男の足元に向かって構わず発砲した。

白服の男はその銃撃にたじろぎ足を止めた。

その一瞬の隙に白服の男を追い越し、その進路をバイクで遮る幸太郎。

「もう鬼ごっこは終わりだ・・・」

明らかに不快感をあらわにした表情の白服の男。

「しつこい男は嫌われるぞ・・・・君・・・・」

「あんたただの人間じゃないでしょ。イマジンをどうした・・・」


「なに・・・ただ力をいただいただけですよ。時間を飛び越える力をね。」

「あの空にあいた時空の亀裂・・・・あれもあんたの仕業？」

「勘違いされては困るな・・・
あれは私への神が与えたプレゼントだ。私はあの亀裂を通り抜けるために、イマジンの力を利用させてもらったにすぎない。」

不適な笑みを浮かべる白服の男

「せっかくのプレゼントも邪魔者がセットでは、こちらの計画に支障がでてしまうのでね。早々に退場願おうか・・・・」

「退場するのはあんたの方かな・・・３０秒で終わらせる」

白服の男は何かを思い出したように手をうった。

「そうだ・・・スマートブレインからいただいたアレのテストがまだだったな・・・・調度良い・・・君でテストさせていただこう。」

内ポケットから取り出した小さなカプセルを取り出し地面に落とした。
カプセルが開くと閃光がはしり、アタッシュケースが現れた。

ケースをあけ、そこにあるベルトを取り出し腰に巻き付けた。
あとはベルトとセットになっていた携帯電話「オーガドライバー」を開きボタンを押すだけだ。

「帝王のベルトの力・・・見せてもらいましょう。」

変身コード「０００」を入力すると携帯のボイスメッセージがなった。

「スタンディングバイ！」



「変身！」


白服の男はオーガドライバーを天に投げた。
白服の男は不適な笑みを浮かべ、ゆっくりと幸太郎の方へと歩みはじめる。
引力に逆らえず落下してくるオーガ－ドライバーを悠然とした歩みで、
キャッチしドライバーにセットした。

「コンプリート！」

ベルトからエネルギーラインが現れ、全身を覆っていく・・・。



「さぁ・・・始めようか・・・」



「テディー！」

「行くぞ・・・！」「いくぞっ！！」

to be continued・・・

俺版「仮面ライダーMOVIE大戦」やってみた。その２

「おっとーどこいこっての？死の商人さんよ。」

死の商人の前に立ちはだかったのは、大きな金属の樽を担いだ体格のいい青年だった。


商人は逃げられないと覚悟したのかマントを脱ぎ、臨戦体制に入る。



「おとなしくお縄についちゃった方が身のためだと思うけどね～」

商人は姿を変え怪物へと変貌した。


「そんな芸当どこで覚えちゃったのかね～じゃっこっちもいきますか・・・伊達アキラ！リバース！」

そう言うと伊達は腰にベルトを巻き付け、うちポケットからメダルを一枚取り出し、親指で軽く打ち上げた。

メダルは高く舞い上がり、回転しながら落下してくる。それを華麗にキャッチし、ドライバーにメダルセットする伊達。

「変身！」

ベルトのスロットを回し、伊達は仮面ライダーバースへの変身を完了した。

伊達はワイルドに果敢に突進し、相手につかみかかった。
狭い通路にもかかわらず豪快に立ち回り、軽快なステップを取りながら闘う伊達。

商人は相手の闘いに完全に翻弄されている。
一瞬の隙をついて伊達は商人を投げ飛ばす。

狭い通路でこれだけ豪快に立ち回る壁に突っ込んだ。

「あちゃ～やっちまった！
こんなところでブレストキャノンは無理だなこりゃ！
じゃあこいつでいくか！」

伊達はベルトにメダルを装填した。
「ドリルアーム！」

「おーりゃあああ！」

ドリルアームを装備し、突っ込んでいく伊達。

起き上がったばかりの商人の体に至近距離でドリルアームをぶつける。

ドリルアームが商人の体にめり込み、回転しながら肉体を削りとる。
地面に灰色の砂がこぼれ落ちる。
彼はオルフェノクの因子を植え込まれた実験体。心臓を灰化され、一度は死んで甦った時には自分は世界に選ばれたと確信した。
これでもう誰にも負けない力を手に入れたはずだった。にも関わらず 自分はこんなところで朽ち果てようとは・・・その時、自らが世界に見放されたのだと痛感した。彼の心が砕けて砂のように落ちていくように、彼の肉体も灰となり地面にかえっていった。


変身をといた伊達、後ろから映司が駆けつける。

「あっ・・・伊達さん！」

「よっ！元気してた！」

久々の再会を果たした2人は、近くにベースキャンプをはっている
NGOの施設でしばしの休息についた。積もる話もある。

「あいつらの噂は俺も聞いていた。古今東西ありとあらゆる武器密売に絡んでる組織だからな。実は警察に戻った後藤ちゃんも奴等を追ってるようでさ、後藤ちゃんの調べによるとトランセンドに資金提供や武器の横流しをしてるのは財団Xとか呼ばれる連中らしいのよ。まっ俺らの仕事場は内戦や紛争地だからね。奴等が売りさばいた化け物どもしょっちゅうでくわすからほっとけないのよ。」



「それでバースプロトタイプを？」


「ああ・・・こいつは日本を出るとき会長からレンタルしてきたのよ。なんかの役にたつんじゃないかと思ってね。」


「よく鴻上会長がオーケーくれましたね。」

「まっプロトタイプだから特別に許可がおりたってわけよ。その変わり俺も研究員として駆り出されることになったけどね。」


「なるほど、鴻上さんらしいですね。」

「それより火野さっきのメダルはこの国の遺跡で見つけたものか？」

「ええ・・・」


「奴等、メダルを狙って遺跡荒らしまでやってるからな。どうやら奴等、古代にセルメダルやコアメダルを錬成した錬金術師を復活させたいらしい。」


「錬金術師・・・でもなんのために？」

「ドクターとの闘いで破壊されたコアメダルやセルメダルを再び生成させ、新たな兵器を作り、売りさばく。そんなとこだろうね～。」

「そんなことになったら・・・・またグリードたちが復活してしまう・・・」

「だから、なんとしても止めないと・・・まずいでしょ。
まずは奴等の動向を探らないとな。」

「そうですね。」

伊達と火野は中東で独自の調査を開始した。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

場所は変り・・・・時の空間・・・・

青色のデンライナーはその中をひた走る・・・・

野上幸太郎は‘ある白服の男‘を追っていた。

その人物はイマジンと契約した人間だった。

しかし、時間を遡っているのはイマジンではなく。

契約者本人というところが問題なのだ・・・・

その男はあろう事か、契約していたイマジンを食ってしまったのだ・・・・
そして、その力も全て自分の物にしてしまっている。

‘それ‘がただの人間ではないことはわかる・・・

そしてただのイマジンでもないことも・・・・

イマジンを超えた‘別の何か‘

その‘別の何か‘は空に開いた時空の亀裂の中へと逃げて行った・・・・

幸太郎は今度の敵がタチが悪い奴だということだけは核心した・・・・・


「幸太郎！もうすぐだ！」

ブレードモードですでに臨戦態勢で待機していたテディが告げる。

「OKテディ・・・」

時間の空間を抜け出て、野上幸太郎が辿り着いた時代は、
オーズがドクター真木との闘いを終えた世界だった・・・・。


to be continued・・・

俺版「仮面ライダーMOVIE大戦」やってみた。その１

俺版「仮面ライダーMOVIE大戦」やってみた。その１
本編とのつながりは一部ありますが基本パラレルとして想定しています。
お遊びストーリーなので生暖かい目でご覧ください。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



世界中で起き始めたテロ・・・

裏で糸を引いているのは、世界革命を謳い世界に戦争をしかける

武器密売組織トランセンド

トランセンドが密売する武器や技術は世界中の闇組織や企業から集めたものだ。

そのどれもが普通の兵器とは違う。

宇宙のエネルギーを詰め込んだスイッチ。

人間の肉体自体を変化させ超人的な力を引き出すガイアメモリ

人間の欲望をベースに怪人を生み出すメダル。

様々な武器、兵器による各国制圧計画が動きはじめた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


中東・アラブ・・・・人気のない路地

黒服の男からある物を渡される一人の男。

彼は受け取った物をすぐさまポケットにしまいこんだ。



「これでもうお前は同士。
その力はお前を超人へと変えるだろう。」

不適な笑みを浮かべる黒服の男。

トランセンド死の商人・・・大規模なマーケットでの密売以外にもトランセンドはこうして武器商人たちを使い、一般の国民にも影でその力を売りさばいている。

いわば実演販売、パフォーマンスである。

「さぁ・・・その力で・・・世界に革命を！」

商人は路地の出口を指さした。

その指差した先に一人の青年が立っていた。

フードを目深にかぶり、木の棒の先にパンツをぶら下げた異様な井出たちの青年。

「やっぱり・・・こんなところで商売していたのか・・・・」


「なんだキサマ・・・キサマも武器がほしいのか？」

「勘違いするなよ・・・俺は・・・・」


そういうと男はフードをまくり上げ


「俺はお前たちを止めたいだけだ。」


「キサマ・・・敵対者か・・・調度いい・・・お前の力を試してみろ。」

そういうと男はポケットからさっき手に入れたばかりのメモリを取り出した。

「ああ・・・」

「ガイアメモリ！？やっぱり・・・ミュージアムから流れたものがこんなところまで流通していたのか・・・」

「ルナ！」

男はガイアメモリを頭に突き刺した。

男の姿は見る見る化け物へと変化していく。


青年はマントを脱ぎ捨てた。

握りしめた手の平の中には三枚のコアメダル・・・

「しかたない・・・中東の遺跡内で発見された・・・

こいつを使うしかないみただな。」

ドクター真木との最後の戦いの後・・・完全に消滅したコアメダルと異次元に飛ばされた大量のセルメダル。

その戦いで多くのセルメダルとコアメダルそしてアンクを失った。

火野映司はその後、鴻上ファウンデーションの研究協力員として世界各国を渡り歩き、まだ世界各国に残されている発見されていないコアメダルの調査とアンク復活の方法を探しもとめることに勤しんでいた。

また、内戦を止めるための活動も続けていた彼は・・・そこで武器密売組織トランセンドのことを知った。そして、トランセンドが鴻上ファウンデーションから裏で流れた一部のセルメダルを悪用していることも・・・

「セルメダルやガイアメモリを悪用させるわけにはいかないからね！」

映司は腹部にあるベルト、オーズドライバーにコアメダルをセットし、オーズスキャナーをバックルにスライドさせた。



「変身！」

「コブラ！カメ！ワニ！」

「ブラカ～！ワニ！」

ルナドーパンとの伸びる腕が迫る。
オーズはすかさず笛を吹いた。
するとオーズの頭のコブラの飾りが動きだし、
ルナドーパントの腕に巻きつき、噛みついた。

毒の力でルナドーパントを麻痺させ、ひるんだところへ空かさず鋼のように硬いナックルを叩き込む。


「スキャニングチャージ！」


起き上がるルナドーパント・・・しかし、反撃できるほどダメージは回復していない。飛び上がり向かってくるオーズに何もできない。

「セイヤアアアアアアアアアアアアアアアア！！」

ブラカワニコンボのある強烈な挟み蹴りがルナドーパントの体にめり込む。
それはまるでワニに食いつかれたような凄まじい威力。

ルナドーパントはその威力に耐え切れず爆発。

武器商人はブラカワニコンボのあまりの強さに、空かさず路地の奥へとに逃げ出した。


「バカな・・・なんなのだ・・・あの力は・・・」

しかし、彼の行き先には・・・また別の男が待ち受けていた・・・。

to be continued・・・