新書館の「サウス」「月刊ウィングス」で1990年 - 1993年に連載された。後の『X』へと話が繋がっている。1992年と1994年にはOVA化。1993年には21歳の昴流を描く実写ビデオドラマ化もされている。
ジャンルとしては、陰陽師の主人公によるファンタジーものの体裁を取りながら、東京に生きる等身大の人々やその抱える問題を扱いつつ、社会派ドラマの側面も持つ。
話自体は、明かされた意外な真相と一縷の救いも無い結末で終わる。
(※作者曰く、この話は完結している)
この作品では、社会でさまざまな問題を抱える老若男女が登場、その中には悲惨な環境で生活している人物も少なくないため、不美人的な容姿を持つ者も多数いる.
(※その辺りはxxxHOLiCとも共通している)~あらすじ~
「あなたは東京が嫌いですか?」
皇昴流は人々を呪いや怨霊から守る陰陽師一族の若き当主。優しく繊細な彼を見守り励ます、明るい双子の姉の北都。皇家に敵対する強大な力を持ち、かつ残忍な暗殺集団といわれる桜塚護の一族で獣医師の桜塚星史郎。絶対に相容れない一族同士のはずが星史郎は常に昴流と行動を共にし、優しく振舞う。果たして彼の真意は……。奇妙な組み合わせの3人が、東京を舞台に活躍する怪奇ファンタジー。キャスト「声」はドラマCDやアニメ版OVAの担当声優。「演」は実写版の俳優。
皇昴流(すめらぎ すばる)
声 - 山口勝平 /演 - 東根作寿英
主人公。日本の陰陽道の頂点に立つ皇一族の13代目当主。歴代当主の中でも一際強い能力を持っている。現代日本に現れる様々な霊障を祓う仕事をしている。本業は高校生だが、除霊仕事の方が忙しく、進級が危ぶまれている。
他者への思いやりにあふれた少年で、他人の痛みを我がことのように感じる繊細な心の持ち主。姉の強引なノリと、星史郎のアプローチに振り回され気味。
両手の手袋は、12代目当主(祖母)の言いつけにより人前で外したことが無い。夢は動物園の飼育係。
皇北都(すめらぎ ほくと)
声 - 伊藤美紀
昴流の双子の姉。昴流と同様に修行をしてきたが、2、3の術が使えるだけにとどまっている。活発でノリのいい性格。昴流と星史郎のカップリングを「面白いから」と煽っているが、本当は思慮深く、弟を誰よりも愛し、彼の利他的にすぎる優しさを心配している。
昴流の服のコーディネートも担当。料理は中々の腕前。夢は団地妻。実写版には暴走しかけた昴流を制止するために魂が現れる。
桜塚星史郎(さくらづか せいしろう)
声 - 子安武人 /演 - 四方堂亘
人を殺めるために陰陽術を使う暗殺集団『桜塚護(さくらづかもり)』に所属している。普段は新宿で動物病院を経営している獣医師。獣医師になったのは別の理由から。ことあるごとに昴流に「好きだ」「僕ってセクシーですか?」と迫る変人。普段は柔らかな黒髪に眼鏡をかけた温厚な好青年だが、本性は冷酷。7年前に昴流と"賭"をしている。
実は、桜塚護は厳密には1人だけである。依頼人や協力者などがいて、それらを含めて暗殺集団と称される。次代への継承の儀は、当代桜塚護と暗殺集団と呼ばれる関係者を全て殺すこと。
桜塚雪華(さくらづか せっか)
星史郎の母にして先代桜塚護。本作ではその存在が語られるのみだった。ラジオドラマ『X』の星史郎の回において、その名前や少女のような外見であり、紅椿が好きであること(雪の上に花が落ちていると血の様に見えるから)、普段は座敷牢の中にいて、仕事(暗殺)の時のみ外に出ていたことが語られる。
~個人的感想~X-エックス-に繋がる物語であり序章的なニュアンスのこの作品。
なかなかに面白かった。アニメはX-エックス-も手がけたマッドハウス。もう背景とか陰影のつけ方ですぐマッドハウスだとわかるクオリティーの高さである。
背景はXとほぼ変らないくらい実写っぽく、本物に見える。
キャストも豪華であり、雰囲気も90年代初頭の若干バブリーな雰囲気を見事に再現させているし、当時の服装がいかに派手だったかわかる。アクションや効果、演出、結界の表現の仕方はXとほぼ変らない。
内容的には、簡単に言うと必殺仕事人である。三人は仲良しに見えるが、星史郎は裏があり、昴流の双子とは対極の存在にある。
Xで言う・・・カムイ的な・・・もの?
X-エックス-は原作が未完だが、この三人の結末が描かれている。しかし、それは悲しい運命である。まー救いがないのがこのシリーズの特徴である。この作品、ややマニアックではあるが熱烈なファンの多い作品でもある。
個人的には三人のキャラは大好きだが、やはりBL臭がぬぐいきれないのはちとキツイかな。個人的にはやはり、皇北都(すめらぎ ほくと)がかわいいね。
つかこんな派手な服装が結構似合ってるよ都ちゃん。
そしておいしい所というか最後のトドメをいつも奪う桜塚星史郎・・・・「彼に手を出したら許さない。彼は僕の獲物だ・・・・」
と意味深な台詞いい悪をエグイ殺し方で殺していく。もはや主役お前ジャン・・・・・といいたくなる。
まーとりあえずトータル的には陰陽関係が好きな人が人にはオススメの一作であることは間違いはない。
実写版は・・・黒歴史なので見なくてよし!
実写の「東京BABYLON1999」の監督が飯田譲治だったのにはワロタwww[0回]
PR
http://uewomuitearuku.blog.shinobi.jp/%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%EF%BC%88tv%EF%BC%86ova%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%83%B3%EF%BC%8B%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%89/clamp%E5%8E%9F%E4%BD%9C%EF%BD%8F%EF%BD%96%EF%BD%81%E7%89%88%E3%80%8C%E6%9D%B1%E4%BA%ACbabylon%E3%80%8D%EF%BC%91%EF%BC%86%EF%BC%92CLAMP原作OVA版「東京BABYLON」1&2