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西暦2017年5月1日。様々な法律の改正や技術の発展が行われた近未来の日本。
様々な人々が祝日の予定に思いを巡らせる中で、必ず口端に登る施設があった。海洋テーマパーク、≪LeMU(レミュウ)≫。かつて存在したかも知れぬと夢見られる「レムリア大陸」 の名を冠したその施設は、遊園地を丸ごと海の中に沈めるという斬新なテーマパークであった。海中をゴンドラで泳ぎ、視界を覆いつくすほどの魚を見上げなが ら散歩する。それはまさに現代によみがえった夢の大陸であった。そのLeMUに時同じくして足を運んだ、1人の青年と1人の少年がいた。珍しい観光施設 を、しかしろくに楽しめないまま2人の時間は慌しく過ぎ去っていく。
突如、楽しげな歓声を切り裂くようにして耳を劈くような緊急避難警報が響き渡る。折り悪く、施設から逃げそこなった1人の青年と1人の少年。視界に は誰も居らず、静まり返るテーマパークに不気味な咆哮が響き渡る。怒涛のごとく襲い掛かる鉄砲水。浸水を防ぐため自分達ごと閉じ込めようとする防水隔壁。 何とか一命をとりとめ脱出経路を探すうちに、同じ境遇にある生存者達を発見する。閉じ込められた生存者は、6人。
地上に直通した第一階層は完全浸水しており、脱出用の通路や非常階段やエレベータも通行不可能。外部への通信も全く通じず、ただ助けを待つことしか 出来なくなってしまった。しかし空気も食料も幾ばくかは余裕があり、当分は生存が可能ではある。LeMUの完全圧壊予想時間は今より6日後、5月7日午後 5時47分。
脱出の目処がまったく立たないものの、即座に自らの命が脅かされる状況でもない。焦燥と弛緩の上で不安定に揺さぶられつつも、LeMUから生きて脱出するために6人の生存者達は協力して生き残る覚悟と連帯感を固めるのだった。
その時、6人が集まっている管制室のモニターに不意に違和感を覚える少年と青年。徐々に皆の視線がモニターに集まり、それは疑問と困惑と驚愕の声に変わっていく。6人の生存者たちの目に映った、モニターに浮かび上がる違和感。それは……。
『生体反応 7』
という感じ・・・なんか海底密室ぽい!!これ面白そう!!01 | 2025/02 | 03 |
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