DESIRE~背徳の螺旋~(PC98版、サターン版、WIN版、PS2版)
『DESIRE』(デザイア)は、シーズウェアから発売された18禁アドベンチャーゲーム。シナリオは剣乃ゆきひろ。オリジナルとなる『DESIRE ~背徳の螺旋~』のPC-9801版(1994年7月22日発売)、PC-9821/FM TOWNS版(1994年11月25日)の他、グラフィックやシナリオをリメイクしたセガサターン版(1997年09月11日発売)、グラフィックとハッピーエンドを追加したWindows版『DESIRE 完全版』(CD版:1998年6月5日発売、DVD版:1999年7月16日)。さらにグラフィックを刷新、ハッピーエンドやドラマCDを追加したPS2 版(2004年9月30日発売)が発売された。また、コアマガジンより森野一角の小説『デザイア―背徳の螺旋』(1997年発売)が発売されている。セガサターン版のキャッチコピーは「禁忌と欲望の孤島への招待」。
(画像はPC98版)
あらすじ
グランチェスタ財団が無人島をまるごと改造した研究施設「DESIRE」。そこでは謎の実験が行われていた…。
アルバート編
新聞記者であるアルバート(愛称:アル)は、無理を承知でDESIREの取材を申し込むが、承認され取材へ向かうこととなる。そこには恋人であるマコト・イズミも働いていた。しかし、早めに到着したため、散策をしていたところ、一人の少女を海岸で救出する。「ティーナ」とだけ名乗った少女を医療施設に預け、手続き後宿泊施設へ案内されるが…
マコト編
DESIREで技術主任という立場の彼女は、総監督であるステラ教授に実験の中止を何度も勧告していたが、ことごとく止める気は無いと返答される。その折、恋人であるアルが取材にやってくると知らされ、当日案内をまかされるが、緊急事態が発生し、それが出来なくなってしまう。そして、その緊急事態とは…
マルチナ編
上記のアル編、マコト編をクリアすると見られるシナリオ。選択肢が一切なく、一種のデジタルノベル的なつくりである。そして、事の真相が補完される。その真相とは…。
(ちなみに作画を担当してるのは、Vガンダムの原画を担当してた田島直さん
現在は管野ひろゆきが設立したゲーム会社アーベルに在籍しているそうです。)
個人的な感想
このゲームも名作なんですが、かなり評価は悪い、いやこのゲームの評価を下げているのは完全に
まことのキャラクターにある!物語やエンディングはかなり泣かせるのだが、
管野ひろゆき様の特徴でもある、むかつくキャラクターにイライラさせられるwまーやって見ればわかるのだが兎に角まことに腹が立つ。
このゲームはエロ要素が重要なウェイトをしめており、実はサターン版はその辺に脚本に矛盾やら、かみ合いが上手く行かなくなる点などがあるらしい。
デザイアというタイトル自体が「欲望」なのだから当然といえば当然である。男性サイドの主人公アルバートはこの島に取材に来るわけです。で、そのスタッフには自分の恋人のまことがいるんですが、二人とも浮気しまりw
いやアルバートの場合事件やアクシデントに巻き込まれて非常事態的な関係として肉体関係に陥る結果が多いのに対し(あくまで男性目線として)、まことの場合は最低最悪の変人男であるカイルにゾッコンw(画像参照↓)
男から大顰蹙を買うw
このまことちゃんは兎に角最低な奴とやりたがる傾向にある。
最低なナースの女ともレズ関係に陥るし、ホントまさに
「この腐れ売女!!」であるw
何故主人公をいじめてくるカイルにゾッコンなんだよw!しかも完全服従してるしw
まこと思考は理解できないw
当然アルバートはアルバートで浮気されたら仕返すわけですが、これ果たして女性がやったら、やっぱりまことよりアルの方が嫌い!と思うのかな・・・・?そこが疑問だし気になる。
つか・・・さっきからまこと叩きしかしてねー・・・・(汗)
話をストーリーの方に戻そう。
まことは最悪なわけだが、物語としては秀作である。
そこがこのゲームの唯一高く評価されている点である。
ただマルチサイトシステムはまだ未完成で、EVEを先にやると微妙な評価としかいえない。
PC98版の販売は当然EVEよりも前の話だ。しかし、サターン版はEVEよりも後の発売なのである。もちろん管野ひろゆきはノータッチなので脚本は一部書き換えが酷いという評価を得る。
しかし、大筋はそのままなのでサターンでも楽しめるはず。
エンディングはかなり泣けるし、切ない。
そして管野様お決まりの時間超越も見物である。最後に大ドンで替えしももちろんあります。
で、サターン版から後になって、WIN版がでるんですが、こちらがさらに波紋を呼ぶ!!
サターンのものにエロシーンと追加エンディングを入れての販売だったが・・・・この追加エンディングがクセモノ!!これがハッピーエンドなのだが・・・・なんとも納得いかないのである。
このデザイアは悲しく切ない、でもかすかな希望を匂わすエンディングが売りなのに・・・・安直なハッピーエンドなんていれるな!!というのがやはり批判の一番の理由だろう。
しかもメインシナリオをお書きになった管野ひろゆきヌキで・・・・・・。余計納得できない。
さらにここのシーズウェアのスタッフもシナリオや矛盾点をまとめたり、つじつまをあわせる力に乏しいのも問題だろう。そこが残念極まる・・・・。
これからこのゲームを始める方には、色々注意点して知っておいてほしいのは、
1,サターン版はややオリジナルと違う。話のつじつまが微妙に合わないのは、エロシーンとの兼ね合いに矛盾がでてるため。ちなみにサターン版もシナリオ書いた管野さんはノータッチ。
2、シナリオの矛盾がでたのはシーズウェアのアレンジが大体悪い。
3、WIN版のハッピーエンドはシーズが勝手にやった事で、シナリオ書いた管野さんはノータッチ。
こんな所だろうか・・・。
以上の点を踏まえた上で、ゲームをプレイしてほしい。ちゃんと楽しむならPC98版買うしかないね。
~悲しすぎる追記~
2011年8月17に音楽担当していた梅本竜氏が他界しました。
さらに同じく2011年の12月19日には原作者であり生みの親である
ゲームクリエイターの菅野ひろゆき(洋之)が
脳梗塞およびそれに伴う脳内出血のため永眠いたしました・・・。
ご冥福をお祈りいたします。
~追悼記事はこちら~
訃報・【訃報】EVEやYU-NOでお馴染みの作曲家・梅本竜氏死去
http://uewomuitearuku.blog.shinobi.jp/Entry/1560/
訃報・EVEやYU-NO の菅野ひろゆき氏が脳内出血のため死去
http://uewomuitearuku.blog.shinobi.jp/Entry/1559/
菅野ひろゆき氏、梅本竜氏、追悼・・・
EVEとYU-NO を作った男たち
http://uewomuitearuku.blog.shinobi.jp/Entry/1563/
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