ソース(動画あり)
http://www.asahi.com/national/update/0827/TKY201008270244.html
固く秘密が守られ、拘置所内でも限られた職員しか立ち入らない死刑の執行場所が報道機関に初めて公開された。千葉景子法相が「国民的議論の契機に」と打ち 出して実現したものだが、死刑にかかわる職員の複雑な思いもあり、厳重な警戒の中での「限られた公開」となった。午前8時40分ごろ、東京・小菅の東京拘 置所の敷地に入ると同時に、21人の記者は携帯電話を使わないよう指示され、取材が終わるまで外部との一切の通信が制限された。「刑場内の機器には触らな い」「整然と無言で見ること」。取材上の注意すべき点などについて説明を受けた後、法務省が用意したマイクロバスで拘置所内の 刑場のある建物に向かった。黒い窓ガラスから外は見えず、拘置所内のどこに向かっているのか分からなかったが、所内を約2分間走り、地下のような場所に止 まって降ろされた。刑場の位置は、同省の内部でも「厳秘」とされている。2005年に大阪市の弁護士が、大阪拘置所の刑場の図面の情報公開を求める訴訟を 起こした。このと きは「図面が公開されると死刑確定者の奪取や死刑執行の阻止などの計画を容易にする」という国の主張が認められ、公開は認められずに最高裁で確定した。今 回も法務省は、マイクロバスの移動ルートを上空から取材されないよう、報道機関に対して、拘置所上空や周辺にヘリコプターを飛ばすことの自粛を求めた。公開された刑場に、死刑執行の際に設置されるロープはなかった。「通常の管理状態では備え付けていない」というのが非公開にした理由という。その代わりに法務省は、ロープは直径3センチ、長さ約11メートルだと明かした。
見取り図上
教誨(きょうかい)室
ここで最後にお坊さんや牧師と最後の話をし、お茶やおまんじゅうを食べる。
前室(ぜんしつ)
ここでお祈りなどをするそうです。
全室の右横にはカーテン。
カーテンの奥には刑場があります。
意外に綺麗な部屋でちょっとイメージとかけ離れていました。
リポーターの人も「絨毯が敷かれ、綺麗な部屋。見方によっては会議室などにも見える。」といってましたが確かにそうみえる。
ボタン室
ここで三人の警務官がボタンを押します。当然誰が押したかわからないようになっています。
執行室
ここで刑の執行がおこなわれます。窓ガラスの向こうは立会室。あそこで刑の執行を見ます。
天井にはロープをかける滑車があります。
立会室
ここで刑の執行を立会人が傍聴します。
執行室の下は公開されず(遺体を回収する場)執行時には下も開け放ち、死体も確認する。
上から首つりの状態で落ちた死刑囚は下の部屋で死亡し、そこで遺体を回収します。
しかしここで刑の執行がおこなわれていると想うとちょっとゾッとします。
裁判員制度になり、国民が死刑を執行できるケースが出てきた場合に備えてという理由で公開されたらしいですが、複雑な気持ちになりました。確かに意識を持つのはそうなんですが、リアルな現場を見せられるとやはり引いてしまう人もいるとおもいますね。ただ、やはり大事な事だとはおもいます。
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