映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー第7章」

解説
1988年からコミック、アニメ、映画などメディアミックス展開を繰り広げ、世代を超えて支持を得ている『機動警察パトレイバー』のオリジナルシリーズの最終章。『機動警察パトレイバー2 the Movie』のアフターストーリーとなる「エピソード12：大いなる遺産」では、特車二課解体の危機をめぐる深刻なドラマが展開する。過去になったはずの「幻のクーデター」など、『機動警察パトレイバー2 the Movie』に登場した要素が満載の長編劇場版へとつながるストーリーに注目。

あらすじ
警視総監が病気になり後継者は誰になるのかと取り沙汰される中、存続が危ぶまれてきた特車二課の解体の危機が現実味を帯びてきた。不穏な気配を察した特車二課隊長の後藤田継次（筧利夫）は、先代の隊長が特車二課存続のため警察内部に仕掛けたという「遺産」について調査する。やがて後藤田は、かつて幻のクーデターを企て、現在は収監されているある男の存在に気付き……（『エピソード12：大いなる遺産』）。

個人的感想
もはや伝説となっているパトレイバー2のアフターストーリー。
なんとパトレイバー2の実行犯であり、南雲さんの教官・・・
柘植が本作で再登場。

実は本作踊る大捜査線の本広監督が「何故俺を助監督で参加させないのか！俺ほどパトレイバーを作るのにセンスがある奴はいないんだから！」と妄言を語っている。自作が酷評をくらい続けていることに関しては・・・「キャストがわがままを言うから、いろんな奴が無理を言うから映画がおかしくなるんだよ！そこをわかってない！ホントはもっと面白い！」と宇多丸師匠への虚しい反抗を唱えている。

でもさ・・・才能ある監督って俳優を無理にでもだまらせんだよな・・・。あなたはそこがセンスがないんだよ。押井監督はあなたの力量を見抜いているから、呼ばないんだと思います。厳しいことを言うけど・・・・

本広監督は最後の劇場版は首都決戦デモだ！あれをやらないとかおかしい！と唱えているが、その点には同意である。パトレイバー大好きなんだろうな～映画監督としての才能は皆無だけどｗ

さらに・・・これも本広監督の読みとおそらく同じかと思うが・・・「どうしようもない胸騒ぎがして・・・これを待ってた！」と語っている。


この発言の意味は、おそらく僕の胸騒ぎとも同じであると思う。それは・・・「もしかして、今回の事件の首謀者は南雲と後藤ではないのか？」という予感である。

冒頭で南雲さんが受け取った手紙は後藤からのものなのではないか・・・・もしくは柘植かな・・・柘植と南雲さんが結託して・・・それも嫌な展開だ。「柘植の正義」を後藤や南雲も行おうとしているのではないかという不安だ。その不安はすでに劇場版パトレイバー2でも匂わされているというか、危険性を孕んでいる。

二人が柘植の方向に転ばないという保証はない・・・・


もしそんな展開になってしまったら・・ファンにとっては非常に複雑な心境だ。

ちなみにステルスヘリを操縦するのは仮面ライダーディケイドでお馴染みの森カンナ。

※灰原零(はいばら・れい)役

後藤ＶＳ後藤田・・・そんな展開にならないでほしいな・・・
面白い展開だけど、後藤さんには悪人になってほしくない。

兎に角今までの回に比べて一気に緊張感のあるシリアスな展開に発展した本作。早く劇場版が見たいぜ！！！

トータル・・・悪夢は再び幕を開ける。