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今回は名作エロPCゲーム「EVE burst error」です。
最初に言って起きますが、「はっ?エロゲーきめw」と思う方はやってからその言葉をはけるもんなら言ってもらおう。知りもしないで馬鹿にするのは神に対する冒涜だ。
僕は上のPC版EVE(PC98版の悦楽の学園、PC98版EVE、リメイク版EVE+が収録されている)とセガサターン版を所持している。ちなみにやるきっかけはSS版でした。
PC98版は1997年1月20日から26日の間に10万6694本の売り上げを記録。この期間に最も売れたゲームとなる。1997年末までの累計では19万5071本。コンシューマ全体で64位となる。NO.442(1997年05月23日発売)のギャルゲーデータバンクによると、1996年1月1日以降に発売された美少女ゲームの販売本数ランキングでは5位(18万8206本)。NO.456(1997年08月29日発売)の97年上半期売り上げTOP100で30位を獲得。AVG部門では4位(19万404本)。
SS版は集計では11万4840本の売り上げを記録。
この期間に最も売れたゲームとなる。(1997年3月21日発売)までの累計では18万9003本。
アダルト系ゲームでこの売り上げは結構異例の事だった。
種類としては
PC98版(オリジナル)
SS版(PC98版からエロシーンをカットし、一般向けにしたもの。)
WIN95版(SS版をそのまま移植)
PC版EVE(EVEを一からリメイクしたもの)
PS2版EVE+(リメイク版EVEからエロシーンをカットし、一般向けにしたもの)
それぞれの違いとしては、SS版はPC98の絵はそのままで色がアニメ塗りに変更され、エロシーンはカットされた。PS2版はリメイク版のEVE(絵柄はPC98、SSとは全然違う。)からエロシーンをカットしたもの。
(↑画像はセガサターン版のもの)
基本システム
いわゆる「コマンド総当り方式」を採用している。フラグを立てるには、用意されているコマンドを手当たり次第に選択しなければならない。
マルチサイトシステム
いわゆる「群像劇」を実装している。小次郎編とまりな編のどちらか一方だけを進めても必ずどこかで行き詰る。たとえるなら、小次郎編で開けられないドアをまりな編で開けることで、小次郎編が進むようになる箇所が、いくつか存在するのである(逆もしかり)。よって、適宜シナリオを切り替えてゲームを進める必要がある。これは、シーズウェアの『DESIRE』で採用されたマルチサイトシステムを進化させたものである。
シナリオ紹介
小次郎編
さびれた倉庫街に事務所を構える探偵の天城小次郎は、紛失した絵画の捜索を依頼される。灰色の脳細胞を駆使し、見事探しあてるが、やがてこの絵画をめぐり重大な事件が起こるのであった。
まりな編
内閣調査室の捜査官・法条まりなは、エルディア駐日大使の娘である御堂真弥子の護衛を命じられる。ふたりは行動を共にするうちに友情を深めてゆくが、彼女たちの裏ではある陰謀の準備が着々と進められていた。
小次郎編とまりな編はお互い関連がないように見えるが、ゲームを進めるに従い関連が明らかになる。
『悦楽の学園』との関連性
シーズウェアが発売したAVG『悦楽の学園』と世界設定を共有しており、関連するキャラクターや組織などが登場する。なお、本作の開発当初は「悦楽の学園2」と呼ばれていたが、完成間近になって現在の「EVE burst error」になった。
またEVEに出てくる、松乃 広美、氷室恭子はこの悦楽の学園でも出演している。
松乃 広美はEVEシリーズではエロシーンは皆無だが、悦楽の事件ではエロシーン満載である。氷室恭子はEVEほど出番は多くないがしっかりエロシーンも含まれている。
*左が松乃、右が氷室
(悦楽の学園)
(SS版)
(+版)
個人的感想
菅野ひろゆき様(当時は菅野ではなく剣野だった)がお作りになった神ゲームですね。僕はこのゲームで初めてエロゲーってこんなにシナリオすごいのか!?とビックリしました。またラストはかなり泣けます。本当にすごいゲームです。エロゲーという形はあるもののエロ要素はそこまで多くない。とういかメインはそこではない。以前言ったかもしれないが、18禁ゲームは18禁でしか表現できないゲームということだ。まーそれがエロゲーだろと言われれば終わりかもしれないが厳密に言うとこの手のゲーム若干区別する必要があると思う。つまり、大人のハードボイルドを表現するには大人の関係はもちろん含まれるし、レイプなどの表現は犯罪を表現する上で必ず含まれてくる訳です。
そういった表現を描く上では18禁にせざるを得なかったというべきでしょう。
この菅野ひろゆき様のゲームは本当にシナリオがすごい!
なのでエロゲーだから・・・という偏見でこの作品を見下すようなことは本当に辞めてほしい。
やってから言え!と言わせてもらおう。
僕はこのEVEと、この後にでるYU-NOで完全に菅野ひろゆき様のシナリオの完成度のすごさに感動してしまい、神とあがめるまでの存在となってしまった。
この作品を含め、デザイア、EVE、この世の果てで恋を唄う少女YU-NOは、菅野さんの神作シリーズ三部作と言われている。
(左がPC98版、右がSS版)
SS版が出たときは、もう菅野様はシーズウェアを退社し、エルフでYU-NOを発売していましたので、このEVEとデザイアのエンディングには原作者、菅野様の名前はクレジットされていません。
さすがアホ会社のシーズウェアです。天才に、なんと失礼な行為!
デザイアから引き続きマルチサイトシステムを継承しています。このマルチサイトシステムとは、二人の主人公がいて、一方だけを進めても必ずどこかで行き詰る。たとえるなら、主人公1で開けられないドアを主人公2で開けることで、主人公1が進めるようになる。(逆もしかり)。つまり相手の行動が影響するシステム。よって、適宜シナリオを切り替えてゲームを進める必要があります。
(左がSS版、右が+版)
このゲームの概要は主人公、「小次郎」と「まりな」が二人、別々の事件を追っていくうちにあるとんでもない陰謀にたどり着くというゲームです。
ストーリー部分はネタバレになってしまうので語りません。このEVEはSS版が最高傑作です!追加カットやアニメーションも追加、クリア後には豪華な声優人のインタビュー映像がみれます!天才なき後のアホスタッフに、よくここまでの神リメイクができたな!?とそちらにも驚きます。
(左がPC98版、右が+版)
(*ちなみにPS2版は一番上のPC版EVEからエロシーンをカットしたものです。)
PS2版のプラスは近年リメイクされたのですが、あちらもいい仕上がりになっています!ただSS版のファンからするとあんまりです。絵が変わりすぎなのと、声優が変わってしまっている事、さらにメインイベントの最後に犯人を推理するプロファイリング部分がカットされていることがやはり不満です。
初回版にはドラマCD封入やCDを入れ替えなくても、ボタン1個でサイトチェンジができるなど・・・いい所もあるんですが、SS版のような大ヒットまではいきませんでした。EVEは菅野様のデビュー作「悦楽の学園」と同じ世界で、同じ場所が舞台なのでそちらも、色々面白いです。
そしてさらにEVE burst errorというタイトルには、ある面白いトリックが隠されています!
ですがここからは重大なネタバレも含むので白字にします。
みたい人はマウスでスクロールして見てください。
EVEバーストエラーというタイトルには・・・EVEバース テラー(テラーとは殺人犯のコードネーム)という隠しメッセージがあるんですね。
EVE burs terrorこうして分けて見てみるとわかりやすいかも。
つまりEVE Birth terror である。
意味的にはEVEより生まれしテラーという感じでしょうか。
すごく良くできているのでゲームに興味がない人にも是非やるor見てほしいゲーム。損はさせないと思いますよ。ただSF要素があるので本格ミステリーとして見ると肩すかしを食らうと思うのでSFミステリーとして見てください。サターンまたはPC98のない人はニコニコでプレイ動画を見るか、PS2版を買うかしていただければ良いと思います。プレイ動画はSS版とPC98版(エロシーンは黒塗り)があります。↓に張っておきます。
SS版小次郎サイドNO;1↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm865238(全話ありますので、ご安心を。)
SS版まりなサイドNO;1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1458546
PC98版小次郎 サイド1(何故か途中からみたいです。)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1431753
PC98版まりな サイド1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1447623
(どちらでも自分のお好きな方からご覧ください。)
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