今回は久しぶりにいくつかホラー小説を紹介する予定です。
墓地を見下ろす家に引き続き、数百冊ある角川ホラー文庫の中からお勧めするのは、この「ゴーストシステム」です。
あらすじ
クラスで虐めにあっていた女子高生・津田楓に、毎日繰り返し、アドレスを変えて送られてくる携帯メール。そのメールとは受け取った人が次々自殺していくと噂のメールだった。
そして、同級生の希美までが、自殺してしまう。彼女の携帯にも楓に送られてくるメールと同じメールが・・・。
都市伝説をベースにした心霊ホラー。
という感じ。
最初読むきっかけになったのは、表紙でした。パット見てキューブという映画にでてくる部屋っぽいデザインに見えたからという単純な理由。
ですが、実際見てみるとかなり面白かったです。
いったいこのメールを送りつけている場所はどこなのか?目的は?など、謎解き部分も結構よくできています。
リング以降こういった心霊科学というか、科学と心霊という組み合わせが非常に多くなり、新たなジャンルが確率されたように感じます。
この作品もそれらの一部に当てはまると思います。今でこそ着信アリなどのメール系ホラーが話題になってますが、これは着信アリよりもでたのは少し早いので、当時はかなり斬新なアイデアでした。
ちなみに、この作品はだいぶ後になって実写化されましたが、実写はイマイチでした。一応作者の長江さんも制作に関わっていたそうですが、こういった物を実写化するとイマイチな作品になってしまうのが残念なところ。話は原作と実写では全く違います。
ただ実写でうれしかったのはちゃんと小説の表紙のこのステンドグラス?が使用されたことですね。あとロケ場所が仮面ライダー響鬼などでも使われた心霊スポットらしい、森の中にあるドームでした。雰囲気的にはこの作品にぴったりでした。
興味のある人は是非本屋さんで手に取ってみましょう。
比較的早く読めて、移動中など、いい時間つぶしになります。
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