あらすじ
高校二年生の村木ルイは、暗い森をさまよう夢に繰り返し悩まされていた。その悪夢には結末がない。記憶を失うほどの凄まじい恐怖体験が原因のため、ルイの 深層心理が最後を見ることを拒んでいるのだ。唯一の手がかりは青白く光る表紙を持つ『樹海』という名の絵本…。やがてルイは、超能力者の恋人・神保透とそ の姉・真美の協力により、真相を探し求め、実在の森青木ヶ原の樹海へと向かう。そこで待つ運命も知らず!夜光るカバーが、あなたを幻想世界に誘う。
個人的感想
「卒業」「樹海」「時計」の順番で著された3部作。
三部作を読めば話の流れはわかりますが、単独でも十分楽しめる内容で、個別の話である。吉村ファンになるきっかけになった作品で、この方のオカルト論は卓越して、尚かつ面白い!虫の知らせの原理に関する考察には感服した。
アマゾンのレビューでもありますが、この独自の見解が本当に素晴らしい。
これらの見解やうんちくを楽しめる方ならこの面白さにハマルだろうと思います。
夜行カバーも実に豪華で夜中に暗い部屋で光りますw
吉村作品は結構アイデアというか、物語に食いつかせるきっかけ作り、ネタが素晴らしい、しかし最後に尻すぼみしてしまう事も多々あるのが実に残念な所もある。その後半の展開が上手くハマッたものに関しては結構面白いです。
[1回]
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