東北の村にある、不登校生徒対象の小さな高校――
希望の光学園で、ひとりの女子生徒が首を吊って死んだ。黒板には誰が描いたか席割りと同じ、
5×5のビンゴの図。その中央が彼女の席だった……。
翌日から、各自の机に死の象徴が現れはじめ、タテ・ヨコ・ナナメのどれか一線に並んだとき
「ビンゴ!」で生徒が一気に死ぬとの噂が広まった。そして恐怖の予感は現実に!
十年、後生き残った級友が集まり、誰からともなく母校を訪ねようと言いだした。だが、惨劇の舞台はすでに廃校。そこで彼らは驚愕の真実に出会った!〈書下し〉
個人的感想
やはりアイデアがいい吉村作品。ビンゴになぞって呪い殺されていく級友たち。
ビンゴに関してはラストも良い感じにまとまっていました。
ホラー要素もかなりしっかりしていながら、スプラッター的な要素もある。
ビンゴをテーマにここまで上手いことストーリーを練り上げて、尚かつ上手くまとめているのは凄いです。
意外な展開や予想外の事態も多く、十分楽しめる一冊でした。
他の作品もビンゴくらいラストがうまくいってくれれば、評価はかなり変わるのになーと思う。
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