筒井康隆の原作を、アニメ版のヒロインの声を務めた仲里依紗主演で映画化。高校卒業を控えた芳山あかりは、母・和子が務める大学にも合格し、新たな生活に胸を弾ませるが…。
あらすじ
大学進学を控えた芳山あかり(仲里依紗)は、入院中の母・和子(安田成美)に代わって1970年代にタイム・リープ。その目的はただひとつ、昏睡状態に 陥った母の初恋の人・深町一夫(石丸幹二)に出会うため。自分と同世代の若き頃の母と、幼い頃に別れたきりの父との意外な青春時代。そして、深町探しに力 を貸してくれる映画監督志望の大学生、涼太(中尾明慶)との出会い。電話もメールもない時代に生きる様々な人々との出会いを通して、あかりは成長していく ――。筒井康隆の「時をかける少女」の実写化作品。原作小説の主人公・芳山和子の一人娘・あかりを主人公にした新たな物語として描かれる。
個人的感想
率直にこの映画が発表されたとき、あのアニメ版の後にまたか!?と思いました。しかも、主演にはアニメの時かけで主人公「まこと」の声優を担当した仲里依紗。ということで、二番煎じ、どうせ失敗する、比較してはいけないがアニメは超えられないだろう、不安の方が期待より大きかったです。
アニメがあまりにも良すぎたのでしばらくはその余韻を楽しみたかったし、しばらくは時かけに関してはそっとしておいてほしかったという気持ちがありました。だって名作の後に駄作がこられた良い感じの余韻をぶち壊されちゃったらたまんないわと思うから。でも実際映画を見てみると、すごく良い映画でした!
確かにアニメの爽やかさは圧倒的でしたが、この作品も後を続いた作品としてはかなり良い空気感、時かけらしい匂いを感じる。時かけの雰囲気をうまく壊さずに続けてくれたのは率直に良くやった!すばらしい!と思った。
この映画はあの映画の次に出た作品ですが、十分誇れるすばらしい名作に仕上がっていました。よかった。ホントに安心しました。
仲さんもすごく良い演技でした。さすがですw
ところどころ台詞の言い方がまことを思い出して笑ってしまいましたw
自然な演技と豊かで大胆な感情表現はすごいですホントに。
中尾君も良かったです!あの七十年代の雰囲気を良くここまで自然に醸し出すな~とビックリ!すっかりイケメンになって!ホントに70年代の男に見える!!
物語もかなり良くまとまっており、フラグ回収も見事なものでした。
アニメ版を意識した部分もちらほら垣間見えましたが、
こちらも良くできています。
オチがアニメに比べかなり悲しい・・・・・結構せつないでも、どこかその中に吹き抜ける沢かな空気感・・・・あー・・・・そうそう・・・時かけってやっぱりこの空気感をいかにうまく出すかが大事なんだよな・・・・とつくづく思う。
かなり泣けるせつないシナリオでした。こちらはアニメとは違い正当な続編ぽい作品になっている。前作の主人公の娘「あかり」は昔の母の恋人を探し、時間の旅行へと突っ走る!
あの原作からのファンはもちろん、
アニメ版で感動した人にも是非見てほしい作品!
新しい時かけの可能性を見た!!
イメージを壊さない「時かけ」として誇れる作品!!
~予告~
こちらは名作劇場アニメ版!
これも声を仲さんが担当している。
以前のアニメ版のレビューはこちら↓
時をかける少女(アニメ)
http://uewomuitearuku.blog.shinobi.jp/Entry/146/
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