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前回に引き続き、機動警察パトレイバー 2 the Movieです。
最初に言っておきますが、あくまでファンの発言なので気にしないように。
この劇場版2はある意味問題作になり、世界でも話題にもなりました。
(一番右は小説版その隣が映画のフィルムコミックス版)
あらすじ
1999年、東南アジア某国で、PKO部隊として日本から派遣された陸自レイバー小隊がゲリラ部隊と接触、発砲許可を得られないまま壊滅する。しかし、一人の生存者がいた。破壊されたレイバーから脱出した彼がそこで見たのは、異教の神像が見下ろす古代遺跡であった。そして、彼は「彼岸の人」となった。劇場版第1作の「方舟」の一件から3年後の2002年冬、かつての特車二課第2小隊の面々は、隊長の後藤と山崎を除いて、新しい職場に異動し、それぞれの日々を送っていた。そんなある日、横浜ベイブリッジで爆破事件が起こる。その後の調査により、事件は一機の米軍戦闘機から放たれた一発のミサイルによるものであることが判明する。そして、これがすべての始まりであったというもの。
この作品を知ったのは9歳くらい。
映像は前回より遥かにスケールが上がりで、実写映画以上のクオリティーでした。
前回以上の衝撃に日本のアニメの凄さをさらに痛感しました。
ストーリーは物凄くリアルです。実際の事件や社会情勢などをよく研究されて作られています。
何故ここまで完成度の高いシナリオを実写でやらないのか!との評論家の声もあったそうですっが、これはアニメだからこそ成せる技だと思います。
劇場版第1作より濃厚になった押井独自の「都市論」に基づく描写や、第二小隊やレイバーの登場シーンが少なかったことから、主に漫画版からパトレイバーのファンになった人達からはあまり高い評価を得られていません。しかし、これらを背景にして展開された物語や、たった一発のミサイルによって演出された「脆弱な首都」である東京での「戦争」、「正義の戦争」と「不正義の平和」というキーワード、現場と上層部の対立の構図など、高い評価を受けた部分も多いです。劇場版1作目から共通して描かれている点としては、「有事」とその状態に陥ってしまった「日本」、そして翻弄される「人間たち」がテーマであり、『逮捕しちゃうぞ the MOVIE』や『新世紀エヴァンゲリオン』、『踊る大捜査線』など、その影響を受けたと目される作品は多く、制作者自身がそれを公言する作品も少なくありません。
また前回この作品は、あるとんでもない事件の元となったと言いました。その事件とは二年後の95年に起きるオウム真理教による地下鉄サリン事件です。
何を隠そうオウムの代表である麻原彰晃は押井作品の大ファンでした。
彼はこのパトレイバー2に影響を受け、これならとんでもない事件を起こせる。と思いついたそうです。そしてパトレイバー2で地下鉄で毒ガスを撒くシーンを模倣したんだそうです。一部ニュースでもこの事は少し扱われたようで、この作品に悪いイメージを持ってる方も、もしかしたらいるかもしれません。ファンとしては最低の行為ですね。この事を教えてくれたのは、僕よりも押井作品を愛する中学の後輩でした。後輩とはしょっちゅうパトレイバー2について熱い議論を交わしたものです。
後輩はよく「この作品の面白さを理解できない奴はダメだね。見てないとか論外だ。でも浅原みたいな事をするのはそれ以下。ファン失格。」と言っていました。僕もやはり大ファンなので、そう思います。(あくまでファンの発言なのでお気になさらず。)
まだ見ていない人は一度は見てみる事をオススメします。アニメ史に残る名作です。ただ初見は絶対途中で寝てしまうと思うので見るときはかなり気合入れないと最後まで持たないと思います・・・。
予告↓
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