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『MEMORIES』(メモリーズ)は大友克洋監修のアニメ映画。「彼女の想いで」、「最臭兵器」、「大砲の街」の3話のオムニバス形式である。1995年12月23日公開
あらすじ
『彼女の想いで』(かのじょのおもいで、Magnetic Rose)。
2092年の宇宙空間に漂う謎の遭難船で起こる出来事を描いた作品。原作は大友の同名の漫画。
こちらはマンガ版↓
『最臭兵器』(さいしゅうへいき、Stink Bomb)。
カプセル状の科学薬品(兵器)を飲んだ一人の青年をめぐるパニックコメディー作品。漫画本の原作はない。大友のコメディーセンスがふんだんに用いられた作品。山梨県が舞台で随所にローカルネタ(山梨文化会館や山梨交通の路線バスなど)が散りばめられている。こちらも大友ならではのアクション要素が多く、特に中盤のミサイル発射シーンなどに顕著である。
『大砲の街』(たいほうのまち、Cannon Fodder)
大砲を撃つためだけに作られた街の一日と少年(と家族)の活動を描いた作品。こちらも漫画の原作はない。この作品は大友が特に力を入れた作品とも言われ、後の『スチームボーイ』の原点となったと言われている。 他の2作とは違う独特のタッチで描かれたアニメーションはまさに大友の世界観を象徴している。制作にコンピューターを導入した作品ではあるが、全編を通じて1カットのみの長回しという構成を実現したのはほとんどが旧来の技術であり、アニメーション制作デジタル化への過渡期においてアナログ・アニメーション技術が咲かせたひとつの成果といってよい。
個人的感想
面白かった!何回見たことかというくらい見てる。インパクトある三作でしたよ。
大友さんはホントにすごい!!まさにこの頃は全盛期でしたね。
とにかく大友さんの色々なセンスが光っています。シリアス、ギャグ、不思議な世界観。
それらが見事にこの三作に凝縮されている。
彼女の想い出はマンガ版ももっているんですが、その奇妙で怪しいシリアスな世界観と、圧倒的なビジュアルは見ていて感動します。
そしてギャグとして最高だった最臭兵器は終始大爆笑。出だしはかなりホラーテイストで始まるんですが、中盤からはもう完全にギャグですね。ビジュアルは相変わらずクオリティーが高く、迫力があります。この作品なんと言ってもオチが最高!
次に、不思議な世界観を出しながらもギャグ的な要素もある大砲の街。
見えない敵(本当は敵など存在しない)と戦争し、毎日大砲を撃ち続ける世界。奥深くてシュールな世界観とテーマ性。確かに僕らも目には見えないけど、何か見えない敵と戦っているのかもしれない・・・・。不安や葛藤とかね。
この後、大友さんはこの大砲の街を元にスチームボーイを思いつき制作を開始。
しかし、あまりに制作が難航し(いつものこと)12年もかかってしまう。ついには制作していたアニメスタジオを追い出されてしまい、サンライズへ。そして今に至る。個人的にすごく悲しいです。大友さんは僕の中の神の一人!こんな事では神は滅びぬ!滅びぬぞ!!(´;ω;`)ぶわっ
またこんなすばらしい作品を作ってくれる!!僕はそう信じています。
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