(実は目を演じているノは男性映画スタッフ。このためにまつ毛を全部抜いたそうですwかなり痛かったそうですよ。)
概要
『リング』は鈴木光司によるミステリィホラー小説、およびそれを原作とした映画、ドラマ。『リング』シリーズの第一作。1991年に出版。1995年にテレビドラマ化。1998年に東宝配給で映画化され、2002年にアメリカのドリームワークスによりリメイクされた。
あらすじ
「そのビデオを見ると、一週間後に死ぬ」
自分の姪を含む、高校生の友人グループが怪死した事件を調査する雑誌記者・浅川和行は、1週間前に4人が伊豆の貸別荘に泊まっていたことを突き止める。別 荘を訪れた浅川は、そこで奇怪な内容が映ったビデオデープを発見する。そのビデオには、不可解な映像の断片が記録されており、「これを見たお前は7日目の この時間に死ぬ」という、死の宣告で締めくくられた。
浅川は高校時代の同級生で、現在は論理学が専門の大学哲学科講師・高山竜司に相談する。高山もビデオを見て、これが単なる悪戯ではないことを悟り、二人は 死が訪れる前にその呪いの謎を突き止めるため、奔走する事になる。そんな中、浅川の妻・静と娘の陽子までもがビデオを見てしまい、呪いにかかってしまう。
ビデオ映像の断片に登場した土地を調査していくうちに、千里眼を持っていた「山村志津子」という女性と、志津子の信奉者であり心理学者である伊熊平八郎と の間に出来た娘である「山村貞子」の怨念により、ビデオに「念写」されたものであることが判明する。しかし貞子は既に死亡しており、現在は例の伊豆の貸別 荘の床下にある古井戸の底に眠っていることを突き止める。
「山村貞子の遺体を、井戸から引き上げて供養すれば、呪いは解ける」 …そう考えた二人は井戸に潜り、水の底から「貞子の亡骸」を探しだした。その後、浅 川はビデオを見てから1週間の期限を迎えたが死に至らず、呪いを免れることに成功したかに見えた。ところが、東京へ戻った高山は、彼がビデオを見てから ちょうど1週間目の定刻に「謎の死」を遂げてしまう。高山に対する貞子の呪いは、まだ解けていなかったのだ。では何故、自分は死ななかったのだろうか…。 その理由に気づいた浅川は、ビデオを見てしまった陽子を助けるため、妻子のもとに車を走らせるのだった。
原作(小説)
まず原作からいきましょう。
映画しか知らないとビックリ仰天するほど違う。
貞子はテレビから出てこないし、松嶋ななこ演じる浅川は女性ではなく男性。
兎に角映画とは原型がかなり違います。
でも小説には独特の恐怖感があり、じわじわ謎と恐怖に迫っていく形になります。
貞子も女では無く、両性具有者である。
また最終作ループへの複線をかなり張っている。
リングテレビスペシャル&完全版(単発テレビドラマ)
リング ~ 事故か! 変死か! 4つの命を奪う少女の怨念
1995年8月11日フジテレビ系金曜エンターテイメントの枠で放映された2時間スペシャルドラマ。本編約90分。
『リング』最初の映像作品。結末や高山の設定などごく一部分を除けばほぼ原作に忠実な映像化作品。主人公浅川役の高橋克典と高山役の原田芳雄の好演によ り、ホラーに加えて謎解きサスペンスの雰囲気が強い作品となった。浅川和行の妻静は妊娠中であり、故に子供(娘の陽子)は生まれておらず、また高山竜司は 既婚者となり、妻殺しの容疑をかけられたのを浅川に助けら れた過去がある設定となる。透視の研究を行っており、自身にもわずかに超能力者としての要素を持ち、高野舞との関係は先生と助手と強調されている。山村貞 子は後年の映画版で描かれた「長髪を振り乱して井戸から這い出し、クネクネ動きながら襲いかかる異形の化け物」という印象が非常に強いが、
本作では原作どおりに「半陰陽者の美しい少女」として描かれ、 悲劇的な運命故に世を呪うようになった薄幸の女性という経緯も再現されている。貞子を演じた三浦綺音は裸体を惜しげもなく披露し、「美しい殺人幽霊」を体 当たりで演じた。また、呪いのビデオの内容も原作の描写をほぼ忠実に再現している。クライマックスで貞子が、抱いていた赤ん坊を高野舞の胎内に挿入する シーンは、続編『らせん』の制作を連想させる演出だったが、本作の続編としての『らせん』は現在まで制作されていない。ビデオは、放映時にカットされた シーンを復元し、『リング完全版』のタイトルで発売された。
こちらは原作をベースにした映像作品。
アダルト表現が強く、テレビでは一部カットされた。その後完全版が発売。モザイクのかかるシーンもあり、アダルト描写などが追加された。
リング~最終章~(連続テレビドラマ)
『リング2』公開に合わせ1999年1月7日-3月25日にフジテレビ系で放映。全12話。平均視聴率19.9%。連続ドラマになったため、物語のヴォリュームアップが図られており、1話で1日分を描くという図式で製作されている。
作品設定
呪いのビデオは松崎ナオのビデオクリップとなっており、「白いよ。」という曲が使われている。また、ビデオのタイムリミットも放映話数に合わせて
「見たら13日目に死ぬ」と改訂された一方、呪いを解く方法も「まだ見たことのない者2名にビデオを見せる」とされており、
劇中では「この計算だと、1年で人類の4分の1が見て死ぬことになる」と説明され、人類滅亡を示した危機的なアレンジとなった。
物語のアレンジ
物語後半では『らせん』の要素が加わってオリジナルの結末を描き、以降の原作への派生はない、独立した物語となっている(但し、フジテレビが同年 に製作した連続ドラマ版『らせん』とは接続)。
映画版の設定や影響も所々に見られ、ホラー要素以上に連続ドラマならではの謎解きサスペンスの複雑化や、登 場人物の人間関係の大幅な変更(登場人物にも『らせん』の要素が加わる)が特徴である。
登場人物について
浅川和行は単発ドラマ同様、原作通り男性で描写されるが、子供は原作の娘の陽子ではなく映画版と同じ息子の陽一となっており、妻の静とは死別。同 僚の吉野明子(原作の吉野賢三の女性版)とは恋人未満のような存在であり、原作『らせん』の関係者宮下理恵子(宮下の女性版)は静の友人となる。高山竜司 は浅川より若い人間となり、設定も大幅に異なる。高野舞との関係も義理の兄妹となっている。
こちらのドラマ版も実に面白かったですね。
らせんの要素も含みつつ、続編ではループの要素も取り入れている。
浅川和行:柳葉敏郎、高山竜司:長瀬智也という一見似合わない組み合わせでしたが、内容がオリジナル要素が満載で面白かったです。
新しいリングの可能性を見た。
~追記~
僕の詳しい「リング~最終章~」のレビューはこちらへ↓
テレビドラマ「リング最終章」名作ドラマ
http://uewomuitearuku2.blog.fc2.com/blog-entry-680.html
テレビドラマ「らせん」名作ドラマ
http://uewomuitearuku2.blog.fc2.com/blog-entry-681.html
マンガ版(左は講談社版全一巻、右は角川版全二巻)
講談社版は原作テイストです。なので原作よりを楽しめる。
左の角川版は映画モチーフのかなりアレンジしたもの。
個人的には講談社版をオススメしたい。
映画版
リングと言えばこれを思い浮かべる人が多いだろう。
原作からかなりアレンジした作りに変更されている。
原作がそこまで強いホラー要素を入れていないのに対し、こちらはかなりじわじわながらもインパクトの強いホラー演出を使っている。
テレビから出てくる貞子は人々に強烈に認知されることになった。
このノリで原作を見るとかなり肩すかしを食らう事だろう。
ただ、鈴木光司はリングシリーズを「ホラー作品ではない」と否定している。
家族や人の繋がりを大事にしてほしいというのを描いた物語だ。
と確かにそうなのである。
三部作目を見るとそれが実によくわかる。
リングシリーズはスケールのでかいSF作品である。
らせんやループを嫌いという人は確かに多い。これをホラーという前提で入ると、らせんやループであきる。面白くないのは当然である。全体を通して見るとこれはホラーではない。確かにこの映画のせいで強烈なホラー映画というイメージがついてしまった。そのことには個人的に映画版は失敗である。
映画の影響で凄い怖いホラー作品というレッテルがついてしまったのは嬉しいことにも思うが実は残念なことでもある。
この映画を見て続編をクソだ怖くないじゃん!などと言うのはニワカだと言わせて頂こう。それはわかっていない。批評したいならちゃんと三部作を原作で読んでから判断してほしいものだ。
ハリウッド版
DVDを持ってますが正直残念ですね。確かにアレンジは怖い部分もあるが、完全に顔を出したハリウッド版貞子(サマラ)にはガッカリだ。どこのゾンビだと言いたい。顔の見えない恐怖をわかってないね向こうの人は・・・。
サマラは大人ではなくまだ少女という設定である。
ゲーム版(ドリームキャスト版)
舞台をアメリカに移し、貞子の呪いの元を求めバーチャル世界へダイブする。
内容としては、リングとループを合わせてそこにオリジナル要素を詰め込むだけ詰め込んだ感じ。
オリジナルストーリーでアメリカが舞台の「バイオハザード」もどきである。ただ操作感もグラフィックもバイオよりかなり劣化しているw。
超綺麗なムービーでもなければ通常画面もグズグズなレベル。
何故かキャラデザに大物、寺田克也さまを起用wなんでそこにそんな金かけてんだよw
ループのもう一つの可能性にしてはちゃちだな~という感じ。
(ワンダースワン版リングインフィニティーに関しては未プレイです。)
さて、色々紹介しましたが、まだまだ紹介してないものもあります。リングは本当にマルチメディア展開されたので、全部紹介するのは大変です。
あなたは一週間後に死ぬとしたら、どうします・・・・?
謎をときますか?それとも好きな事やって死にますか?絶望するでしょうか?
貞子の呪いから・・・・あなたは逃げられるか・・・・?
~追記~
ラジオドラマ版のレビューはこちら↓
角川ドラマルネッサンス~リング~ドラマCD版
http://uewomuitearuku.blog.shinobi.jp/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%EF%BC%86%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%EF%BD%83%EF%BD%84%EF%BC%88%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%EF%BC%8B%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%89/%E8%A7%92%E5%B7%9D%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%EF%BD%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%EF%BD%9E%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9Ecd%E7%89%88
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