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巨大化したハヌマーンが仏像を盗んだ強盗を追いかけ回し、「仏様を大切にしない奴は死ぬべきなんだ!」と握り潰す。水不足を解決するために、ハヌマーンが接近する太陽の神に直談判して遠ざける。
ウルトラ兄弟とハヌマーンが「怪獣の肉を剥ぐ」、「1匹の怪獣を集団で袋叩きにする」といった残虐な方法で怪獣を倒す。ハヌマーンが「卍」のポーズで飛行する。
など、タイの文化を下地にして作られている。
1970年代半ばは、タイにおいて日本の漫画、アニメ、ヒーローが非常に人気を得ていた。本作は、タイのチャイヨープロダクションの社長ソンポート=セーンドゥアンチャイ(ソンポート・センゲンチャイとする書籍もある)が、かつて日本の円谷英二の下に留学し映画の修行をしていた縁で製作された。原題は「ハヌマーンと7人のウルトラマン」 で、ウルトラの母も含まれている。これはタイ語では「6」の発音が「転ぶ」という単語と同じであまり縁起のよい数字と考えられていないため、縁起をかつい で「7人」としているためである。一方、『ウルトラマン白書』(朝日ソノラマ 1982年発行)には、原題「白猿ハヌマーン&ウルトラ6兄弟」と記載されている。
円谷プロとの合作は『ジャンボーグA&ジャイアント』に続く2作目。また、本作の後東映の仮面ライダーと競演した『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』や、『ジャンボーグA&ジャイアント』のフィルムを流用した『キンガー・ガイヤシッ』も製作された。
インドの神話に起源を発し、孫悟空のモデルともなった、怪力で忠孝なハヌマーンはタイの人気者である。芝居などでもオチに困ると脈絡なくハヌマーンが登場し、その度大喝采となる。所謂デウス・エクス・マキナ、または日本の講談などでの加藤清正、源義経のような扱いである。そのハヌマーンがウルトラマンと共闘する娯楽作品となった。
本作は、テレビ作品では資金的に苦しく活躍が縮小していた当時の円谷プロにとって、その持てる実力・ノウハウの蓄積を示す大作となった。とりわけ終 盤におけるウルトラ6兄弟のアクションシーンは、第二期ウルトラシリーズの特撮の総決算的な映像となっている。また、TVシリーズの映像、BGM、ドーナ 第7ロケット基地のセット(MAC基地司令室など)、所員の服装(ZATなど)、車両(マックロディ)など、過去の円谷作品からの流用も多い。
反面、本作の日本国内興業権の支払いに窮した円谷プロが、チャイヨープロに『ウルトラマンタロウ』以前のウルトラシリーズの海外使用権を譲渡する契約を交わす契機ともなった。本契約を巡って裁判が起こり、そのため2010年現在、日本ではビデオやDVD、主題歌の発売、雑誌掲載が行われない状態にある。
あらすじ
突然、太陽の活動が激しくなり、燃えさかる炎となって、地球に接近し始めた。焼けるような太陽が降りそそぐタイ国の寺院 の広場では、伝説の白猿ハヌマーンのお面をかぶった少年コチャンと友達のアナンダ2人による雨乞いの踊りが行なわれていた。ちょうどそのころ、ドーナ第七 ロケット基地においても、地球の異常事態を救うため、ヴイルット博士の人工雨の実験準備が進められていた。しかし、その踊りが最高潮になったとき、三人の 盗賊が寺院に侵入し、黄金の仏像の首を奪い、立ちむかってきたコチャンを殺害して逃走した。宇宙の彼方、M78星雲、ウルトラの星でこの様子を見ていた、 ウルトラの母と6兄弟は、勇気あるコチャンの死を哀しみ、そっと地球に手を差しのべ、コチャンの死体に“白猿ハヌマーン"の魂を招き与えた。ハヌマーンと なって地球に帰ってきたコチャンは、3人の盗賊に復讐し、日射病によくきくサンユラントリチャワーの花を探した。一方、人工雨の実験の最中に、大爆発がお こり、それで発生した地震のために、大岩盤が2つに割れ、その下で眠っていた怪獣、ゴモラ、アストロモンス、ダストパン、タイランド、ドロボンらが姿を現 わし、基地一帯を破壊し始めた。この時、サッソウとハヌマーンが現われ、5頭の怪獣を相手に戦いがはじまった。そこへM78星雲から、ウルトラ6兄弟のゾ フィ、ウルトラマン、セブン、新マン、エース、タロウが飛来してきて、怪獣を全滅させた。太陽はすっかり静まり、地球には再び平和がもどるのだった。
個人的感想
子供トラウマ確定のZ級の一作!仏像強盗に頭を打ち抜かれ死ぬ子供。
血まみれの状態が妙にえげつない。それを助けたウルトラの母。母は少年にタイの神様ハヌマーンの魂を少年にさずける。
ハヌマーンとして復活した少年は、自分を殺した仏像強盗を追いかけ卍のポーズで飛んでいくwすごいカオスな映像である。
日本語吹き替え版では吹き替えを演じた二又一成(パトレイバーの進士さんでお馴染み)の怪演もあって、仏像泥棒に対して「仏様を大切にしろ!大切にしない者は死ぬべきなんだ!」という容赦ない台詞を吐く。そしてドロボウを握り潰して殺すw
兎に角カオスで、なんでもアリであり、怪獣たちとの闘いも今では絶対お見せ出来ないほど野蛮な闘い方をする。
ナイフで怪獣を突き刺したり、皮をはいで骨だけにしたり、首チョンパ、腕チョンパした怪獣が前が見えずにフラフラ踊ってしまったり・・・・残酷極まりないw
そして最も可哀想なのが、最近大怪獣バトルでお馴染みになった主人公レイの愛用怪獣ゴモラである。もうレイがその光景を見たらきっと絶句するに違いないw
レイ「ごっ・・・・俺のゴモラを・・・・!!いじめないでくれーーーー!」
といいたくなるような集団リンチぶり・・・・
ゴモラ一匹に七人がかり・・・・もはやいじめであるw
そして真っ二つにされるゴモラ・・・・カワイソス(´・ω・`)ショボーン
よく大怪獣バトルでウルトラマン目にしてトラウマにならないな・・・
そして終わり方も昔の特撮らしいさらば!でバッサリ終わる。
怪獣たちをぶち殺した後の勝利の踊りも気持ち悪いw
ウルトラ兄弟と抱き合い勝利の宴というわけだが、内心ではウルトラマンたちも「やっかないなの作ったな・・・・」と思ってたに違いないw
この作品版権の問題もありDVD化はされておらず、ビデオとLDのみしか出ていない。
円谷サイドも黒歴史として認識しているらしく、今の子どもにはとても見せられない内容である。
タイでは続編として「ハヌマーンと5人の仮面ライダー」が制作された。
が・・・そちらもとんでもなくおぞましい内容で、裸の姉ちゃんまで出てきて残虐映像満載であるw
極端に少ない出荷だったのか、現在みることは難しいかもしれないが、実は昔テレビ放映された物がYOUTUBEに上がっている。
ただ子供にはお見せしない方がいいだろうw
子供が「仏様を馬鹿にする奴は死んだ方がいい!」
とか言い出す危険性があるのでw
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