幻想的な冷たい雨の降る夜の街を少女と冒険するゲーム「rain」※レビュー

※解説・あらすじはニコニコ百科から転記
rain(ゲーム)とは、SCEJが手がけるゲームである。
情報も少なく謎に包まれていたが、2013年10月3日に発売。

PS3でDL専用ソフトだったが、後にパッケージ版も販売。

DL専用ゲームだったにも関わらず、以下の様な賞を受賞し、さらには予約数部門で歴代第１位になるという快挙を成し遂げた。

受賞歴
★BEST PLAYSTATION3 GAME- IGN's Best of E3 2013 Awards
★Best PlayStation 3 game- Destructoid's Best of E3 2013
★The 10 Most Innovative Games of 2013- Popular Mechanics
★Entertainment Division Jury Selections- The 17th Japan Media Art Festival
★Best Original Game Nominee- Game Critics Awards Best of E3 2013
★Best PS3 Game Nominee- HARDCOREGAMER E3 2013 Best PS3 Game
★Best Digital Download Nominee- DIGITAL TRENDS BEST OF E3 2013 AWARDS
★Best Current-Generation Title Nominee- E3 2013: Digital Spy's Best of E3 Awards
★Best 2013 console exclusive Nominee- Destructoid's best 2013
★Best Social/Casual/Online Game Nominee- Gamescom 2013 Award

2014年6月5日に、Blu-ray Disc版の発売が決定。『rain』のBlu-ray Disc版では限定特典として、ゲーム本編に加え、メインテーマのサウンドトラックや、ミュージックビデオ、ダイナミックカスタムテーマなどが封入された、お得な一枚となっています。値段は2200円＋税である。

特典内容
メインテーマ「雨が映し出す物語」
ミュージックビデオ「雨が映し出す物語」
ダイナミックカスタムテーマ「迷子の夜」
カスタムテーマ3種「物語キービジュアル集」「手描き設定画集」「路地裏の町めぐり」

水彩で描かれたOPは必見である。また、周回プレイで「記憶のかけら」を集めるミッションが追加される。

～ゲーム概要・世界観・システム～
主な登場人物は少女と少年の二人でお互い透明である。そしてこのゲームの特徴は雨に濡れるとその輪郭が浮かび上がり、目視できる。という所である。軒下に隠れれば、雨の世界の化け物から身を隠すことができるのである。それ以外にも謎解き要素があるため、値段の割にはボリュームがある内容となっている。果たして少年は、少女を連れて元の世界に帰ることができるのだろうか？



～主題歌～

テーマソングを歌うのは、「コニー・タルボット」
ぜひ彼女の歌声を聴いてみてほしい。てかコニーちゃんかわいいな。マジ天使。
 
なお、このゲームには動画投稿に制限があるため注意。
【動画投稿について】YouTubeやニコニコ動画へ動画投稿をする場合は「Chapter4の終わり」までを公開可能な範囲とさせていただきます。
http://www.jp.playstation.com/scej/title/rain/

～物語～

ある日、少年は雨の中に「透明な少女」を見つけた

怪物に追われる少女を追いかけ、彼は家を飛び出し、いつのまにか、不思議な場所へと迷い込んでしまう・・・

そこは、雨の降る夜の町。

誰もいない世界で、少年は迷子になってしまいます。

そして気が付くのです。自分自身も姿を失っている事に・・・

夜の街、透明な存在、彼女の行方

すべてを雨が映し出す

※公式サイトより

～登場人物～

・男の子：透明な女の子と出会い、彼女に惹かれるように雨の世界に入ってしまう。

・女の子：透明な少女。雨の世界では怖がりながらも精一杯逃げ続けている。
 
・あいつ：指揮棒のように指を前に突き出し、目の前に現れた相手を攻撃してくる。少女を追い掛け回していた。

個人的感想
ニコニコのプレイ動画を見てほしくなったゲーム。

幻想的で不思議な世界。どこか冷たく寂しそうに見えても、でもどこか温かさの伝わるゲーム。
芸術的なゲームです。予約一位快挙もうなずけますね。

こんな雰囲気なのに結構ゲーム内容は以外にハードでアクション要素が強い。ただし、元がダウンロードコンテンツ専用タイトルだけあり、ゲーム内容は割かし映画一本分見る時間でクリアできるシンプルでほどほどの長さ。だが、これくらいの時間でクリアできるのは忙しい人間からするとありがたいです。

短くても濃密で面白い。最高です。
僕は2時間くらいでクリアできました。
早い人ならもっと早くクリアできるでしょう。

指示棒を持った怪物（バイオハザードでいう追跡者的な奴）から少女を助けるために、少年は雨の中を走ります。最初の出会うまでがなかなかに歯がゆく、もどかしく、すれ違いを重ねてやきもきさせられる。
 
このせつない・・・そして見ていてなんとも、
もどかしい感じが実に良い！！そして、もどかしいからこそ・・・出会えた時の感動も一塩なのである。某有名実況者も出会いのシーンで感涙して涙声になっていたのも納得である。

誰もいない世界には少女と少年と怪物たちだけが存在していました。この世界は何なのか？少女と少年は何故怪物だらけの雨の降る街にいるのか？ICOやワンダと巨像同様多くを語らない。

謎も多いので考察要素もあり、物語のバックグラウンドを妄想しても楽しいゲーム。いいね！こういうゲーム！

ソニーはこういうゲームを出すのうまいよね！曲や世界観が本当に素晴らしい！キャッチコピーの通り、確かに雨の日に思い出しそうなゲーム。

２週目も楽しみだ！記憶のかけら探しもやります！
良いゲームですので、是非皆さんも是非この幻想的な世界を旅してみないか？
 
トータル・・・雨が嫌いなあなたも、このゲームで雨がちょっと好きになるかもしれません。