【実写化】ドラマ『アオイホノオ』～若者よ恐れず立ち向かえ！～【大成功】

『アオイホノオ』は、島本和彦による日本の学園青春漫画。『週刊ヤングサンデー』（小学館）に2007年から2008年の休刊まで不定期連載された。同誌の休刊後、『スピリッツ増刊・YSスペシャル』VOL.2に1話が掲載された後、2009年5月に創刊された『ゲッサン』にて連載が再開されている。

2014年7月期からテレビ東京「ドラマ24」枠にてテレビドラマ化された。

あらすじ
舞台は1980年代の初め、大阪の大作家（おおさっか）芸術大学。主人公、焔燃（ホノオモユル）は漫画家を目指していた。「自分の実力ならいつでもプロデビューできる」と自信過剰な性格をしていたが、豊かな才能に恵まれた同校の学生達や、あだち充、高橋留美子と言った若手漫画家の台頭を目の当たりにして自信を揺るがされる。それでも焔はプロの漫画家になるため歩み始めるのだった。

個人的感想
このゴミばっかの実写化失敗作ばかりのなかで、数少ない成功例のなかでも特にキラリと光る1作がこれだ！！！！よくできてたよ！！てかねキャスティングが素晴らしいね！！！

なんと言っても天才子役だった柳楽くんの超絶神がかった演技力！！！素晴らしい！！

庵野に嫉妬するがごとくお前に嫉妬するわｗその顔芸、動き、奇怪な演技力w凄まじいｗ

若い時の島本和彦先生の思い出をつづった1作だが、岡田斗司夫は「俺の私生活こんなんじゃねーｗｗ」とめちゃ爆笑してツッコミ入れてたｗｗｗしかし、濱田岳のはまりっぷりがすげーなｗｗｗめちゃ雰囲気でとるｗｗ

そしてちゃっかりと手塚治虫先生役で本人出演してるしｗｗｗｗ







長編で聞きたい人は
「岡田×島本アオイホノオの真実」
http://www.nicovideo.jp/watch/1345941106
こちらをどうぞ！！（有料）YOUTUBEでは個別にアップされてますので無料で聞きたい人は岡田斗司夫チャンネルを見てください。

島本先生がやはり衝撃を受けた存在。
そう・・・エヴァンゲリオンの庵野秀明監督だ・・・・。

左・庵野監督/右・島本先生（※意外に柳楽君似てるｗ）
当時からその才能をまざまざ見せつけられ打ちのめされる島本先生。その時の心境はなんと庵野監督と島本先生の対談の中で語られている。
詳細→http://d.hatena.ne.jp/soorce/20070311/p1
 
彼の才能に何度も挫折と敗北を味わうことになる島本先生こと（ホノオモユル）でも彼はバカだったｗ立ち直りも早いのであるｗそしてなんども庵野に挑むのであったが、またそしてすぐに返り討ちにあうのだｗ

いわゆる無駄に熱いがやることやらないで勝った気だけになってる駄目人間だｗ！！！だが若者とはみんな大体こうであるｗ！！！彼だけが特別ではないのだ。そこが見ていて非常に自分を投影させやすい。

ただ・・・彼が他と格段に違うこと・・・・それは底抜けの熱血大バカ野郎ということである。彼のバカさは群を抜いてバカなのだ。だから、立ち直りは恐ろしく早いｗこれが彼においては・・・勝利の鍵なのである。

そして、島本先生のマンガの最大の魅力は「駄目人間が語るそこはかとなく無駄に熱いその根拠のない熱すぎる名言の数々」である。いわゆる島本節である。

根拠はないが凄まじい説得力ｗｗｗｗ

このドラマは作中でも出てきているが、島本先生版・映画「ロッキー」であるといってほぼ間違いない。

ロッキーがどんな映画かご存じだろうか・・・・。

何をやっても駄目、ボクシングの才能もない。プロボクサーのチャンピンオンにボッコボッコに殴られて殴られて負けてしまう。でもロッキーは負けても最後まで倒れなかったのだ。

何度も何度も庵野に敗れ・・・それでも彼は倒れなかった。倒れなかった者は試合に負けても人生には勝つ！！

そしてやはりこのドラマ・・・ヤスケンを庵野にしたのはナイスだろ！！はまり役すぎるｗ安田の奇っ怪さが庵野の奇っ怪さを表現できているｗ

後に赤井、山賀、庵野、岡田たちはガイナックスを設立。アニメ界に旋風を巻き起こす事になる。

もちろん彼らもゲスト出演しているのでどこにでているか探してほしいｗ本人でとるしｗｗ

あと彼ら以外にもさらりと地味に後のアニメ界に旋風を呼ぶアニメ会社「ボンズ」を作った南まさひこ社長がでてたりする。

ガイナックスを語る前に・・・
ガイナックスを設立前に彼らが手がけた作品がるのだが・・それが「ダイコンフィルム」である。








彼らの二次創作モノが大ヒットを飛ばす！！
これには手塚治虫先生もビックリだったそうだ。


これにも当然ショックを受ける島本先生・・・

彼らに負けたくない・・・そんな鬱積した思いをマンガにぶつけるのであったが・・・・・なかなか報われない
 
恋心を寄せていた女性たちは気がつけば離れていき・・・ホノオくんの傷をえぐる敵も現れｗｗｗ

踏んだり蹴ったりなのである。だが・・・彼はその根拠のない自信と無駄な熱意でその壁をぶちこわすのだ。
そこで見えた景色とは・・・・・・・・・・・・・

それは・・・とてつもなく虚しい感情・・・・
嬉しいはず・・・なのに・・・あれだけ夢見たプロなのに・・・・まったく喜びがわいてこない。

そこで庵野がこう問う・・・
「プロになっても全然嬉しくないだろ・・・？
何故だかわかるか？」

「プロになるということはそれだけ、プレッシャーや責任が大きく伴われるものなのだ・・・。喜びよりも俺がこの先やっていけるのかという不安の方がでかい。」

それが・・・・プロ・・・・。有名になればなるほど大きな高い壁が待っている。そして最終回には昔の自分に語りかけるように、なんとご本人の島本先生が登場ｗｗｗｗこのシーン胸熱ｗｗｗ

島本先生は今の若い人にもバカになって挑んで行けと言っているように思えるのだ・・・泣ける・・・・。

主題歌を歌うウルフルズもまた素晴らしい。
歌詞があってる！！そして彼らも最終回にコメントをよせている。このドラマは色んな人に愛されている事がよくわかるね・・・！！！すごく良いですよ！！！！


トータル・・・・若者よ！！！
もっとバカになって高い壁になって挑んでいけ！！！
恥を描いても良い、無知でもいい、失敗してもいい！
そうやって学んでいくんだ！！若者はちょっと無謀なことをやるくらい！！！それくらいが丁度いい！！がむしゃらに、時に脱線しても、転んでもまたすぐ起き上がって自分の道歩いて行け！！！！！！