強殖装甲ガイバー特集

（←こちらが作者のお写真）









この作品も語ると一日では無理なほど思い出が詰まっている作品。
まずはこの作品に出会ったきっかけから話して行こうと思う。








この作品に出会ったきっかけは幼稚園の時当時レンタルビデオもやっていたアコム（現在TSUTAYA）でたまたまガイバーシリーズが全巻置かれてたのがきっかけ。
実は当時ものすごく怖かった。画面からかなり遠く離れてびびりながら見ていました。グロさが結構当時のボクにはきつかった・・・（といいつつAKIRAを平然と見ていた奴が何を言う！）
しかし、かっこいいな～という見た目だけで借りたんですよね。
まーそれがきっかけで、まさかこんな長い付き合いになるなんて思っても見なかったわけですよ。当時は。
（←はニュータイプに載ってた制作写真）







初代劇場版や旧TVシリーズ、旧OVAなどもちろん全ておいてありました。まー今ではHDDに録画してたり、LDやビデオで持ってますが今では結構貴重なアイテムですよね。

阪神大震災後これらのビデオは壊れて処分されたため今ではどこにもおいてないです。まー飽きるほどみてるからいいんですけどね。初代映画版はとにかく今見ると作画が酷いですね。それに癒し系アイドルの哲郎さんもいない・・・・しかも絵柄はキャラ絵は少女マンガみたい（これは当時高屋良樹自身が少女マンガを描けと担当に言われていたので、初期のガイバーの「絵柄もややそんなイメージに近いものになっていたためではないかと思われる。）アンパンマンの戸田恵子演じるバルキュリアに当時ハァハァしてしまったのが懐かしい。今ではあんなのテレビや映画じゃできないね。規制の問題で。



まーファンからするとこれは黒歴史的あつかいですが、僕自身はそこまで嫌いじゃないです。というのも結構ガイバーとしては雰囲気的には一番よくできていると感じるから。確かに絵は下手だが独特の空気感と怖さ、ゾアノイドの気持ち悪さが見事に表現されていると思うんですよね。音声的に電子音が加工された声も気持ち悪く今でも耳から離れない。個人的にトラウマ性十分な作品です。外伝的な楽しみが出来る作品でしょう。





（←↑は旧女ガイバーⅡ、↑は現在最新巻のヴァルキュリアです。）


ガイバーⅡが女性というのがマンガや本編とは違う所。現在の最新刊ではなんとこのバルキュリアのガイバーⅡが復活！というか原作では初登場。ファンとしてはうれしい限りだが、個人的に人造コントロールメタルというのは納得いかないし、突っ込みどころ満載としか言いようがない感じで残念極まる。










（＊画像は一部暴走プロガイバーさんの所のを無断で使わせていただいてます。ごめんなさい。）
人造コントロールメタルとはいわゆるコピー品。オリジナルの強殖細胞からサンプルを取り複製し、作り出した物。欠点があるのだが、今のところは明かされておらず、唯一殖装を解いた時に服が再構築されず、全裸になってしまうのぐらいが欠点。まー詳しくはプロガイバーさんのとこでみてください。この辺の話は言い出すと納得いかずイライラしてくるので、あまり触れたくない。









ガイバーⅡに関しては原作ででてきたリスカー観察官のガイバーⅡも黒歴史扱いである。
ガイバー系のサイト（プロガイバーさんやその他の方）でもこの事に関しては書かれていたり、僕の友人や先輩の間でも話題にでるほどファンの間では、アレはどういうこと？状態です。初期徳間書店の単行本では（現在でている角川版では最初から今現在のデザインに変更されている。）えらくのっぺりしたデザインなのだが、旧徳間版第六巻ではまったく別のデザインに変更されている。これには当時ええっ？となった。
見ての通りデザイン違い過ぎである。ヘッドセンサーの位置も違うし、目もでかい、コントロールメタルとセンサーの間と、マスク部分にも隙間がある。角の形も違う。胸部分の筋肉の数やホースの形も違う。
パッと見同じガイバーには見えない。どうやらこの急なデザイン変更はTV版が制作された際に、ガイバーⅡのデザインが変更されたのにあわせて、原作まで変更されたらしい。（何故原作があわせる必要があったのかは謎。）つかそこは寧ろテレビがあわせろよ。
（右が旧徳間版、左が追加された角川版）















まーそんな感じで徳間版からガイバーを知るファンからは色々と今のガイバーには思う部分が数知れない。まずは角川の売り方に一言言いたい。徳間から角川に移行された際に多くの修正がなされた訳だが、角川は売り方がせこい。連載を再開する際、いきなり１５巻の続編から始まる訳だが、それに合わせて今までの徳間版をまとめた分厚い雑誌版ガイバーが三冊発売された。（要するに今までのはそれで見てねという事）そしてその後角川版で追加カットや新規書き直しを入れた角川版コミックス１～１５巻までが発売。（詳しくは↑画像参照）その後２２巻までデザインは統一されたが、急に２３巻から新しく表しなどのデザインが変更・・・・。それに合わせてまた１～２２巻までの新表紙版を販売。どこまで売り方きたねーんだ！！と思ってしまう。さらには物語の展開までもが不安な物になってきた。
（←左がギガンティック、右がエクシードりゃくしてＸＤ）









僕は正直ギガンティックまでは普通に許せた。
僕以上に古参ファンである先輩たちはギガンティックの時点でガイバーは終わったと言っていたが、僕は正直ギガンティクまでは全然ありだったと思う。
だが巨大化はいかんせん許せない。仮面ライダーJか！と言いたくなる。











僕の中ではガイバーは等身大ダークヒーローだった。それがいきなりウルトラマンのようにすーーーーと巨大化して闘うなんて、理解できない。同じ理由で仮面ライダーJが大嫌いなのはそこなのである。
ガイバーは巨大ロボットでもなければウルトラマンでもないのだ。








（ちなみにガイバーファンの掲示板によると、海外のガイバー掲示板では巨大化に関しては批判の嵐だそうです、そりゃそうでしょ。僕の友達たちは不思議ではないとか別にいいんじゃね？とか言ってますが、友人はファン歴浅いからそんな適当な事がいえるんだ。）
確かに強殖装甲は無限の可能性があるだろう・・・・しかし仮に強大化するならするでもっとなりかったとかあったようなもんだろ。原作ではそのまますーーーーと背がでかくなった。それはウルトラマンだろ・・・・ハッキリ言って今までファンを続けてきたのが馬鹿らしく思えるほどガッカリする展開だった。
同じ事が人造コントロールメタルにも言える。だったら最初からそれ使えよ！だろ。
原作の設定ではガイバーユニットをゾアロードが使った時、神を超える力を得るとあるが、そんな便利な物があるなら悪用する奴がいてもおかしくはないように思うが？まー未完成だから、まだ安定しないからとはいうもののあれだけ使えていれば十分利用されそうだろ。
それを誰もスルーして使わなかったと言うのが疑問でしょうがない。
まーそれは後々ちゃんとした理屈を聞ける日が来ると信じたいが、とにかく最近のガイバーには幻滅させまくりである。２０年以上もガイバーの一本で連載してる高屋さんもそろそろネタに限界が近づいているのではないだろうか？いい加減終わってもいいんじゃないか？そう思うのは僕だけでしょうか？
（←昔のフィギュアの画像）










今のガイバーの話をすると嫌なことばかり出てきてしまうので他の話をしましょうか。
今でこそガイバーフィギアもある程度メジャーというか知名度も上がり、色んな玩具店で取り扱いがされるようになりましたが、昔はガレーキットのみ。なかなかおいてる店なんてありませんでした。そんなフィギアを持っていた先輩たちはうらやましい限り。今みたいに値段もお手頃ではなく高かったんですよね。
しかも今みたいに可動式ではなく、動かない非可動のものばかりでした。
食玩化されたりするなんて当時は想像すらできなかったな～。（↓これ）








ちなみに角川版で唯一よかったのは２１巻の時初回限定版でジャンボソフビ付き単行本が出た事ですね。（↑写真）これはさすがに買いました。通常版と２冊も買いました。
今でも未開封で大切に押し入れにしまってます。
あと懐かしいのが小説版。僕は一巻のみ所有してます。二巻目はどこにも売ってない。鬼影はたまに古本屋で見かけるが、未だに購入はしてないです。
（↓小説版イラスト）　　　










小説版にはなんとオリジナルのゾアノイドと闘うエピソードが追加されてます。（２００５年アニメ版に出演しました。）この辺はファンとしては面白いですね。高屋さんが描く挿絵はいつも以上に力が入っており、線画で描かれいたり、巻島がイケメンな爽やかボーイになってたり、瑞紀がもの凄い美少女になってたり（笑）（画像右端）ファンとしてはプレミアものの一品。しかし、２巻は入手がものすごく困難。まーamazonでは出品者から１円でだされてるけど、このためにカード払いはいやなので自力で古本屋を探してます。取り寄せ用にもすでに絶版なので無理なんですよこれが。








あとガイバーと言えばハリウッド版の実写版の話もしなければなるまい。
これもファンの間では黒歴史など、色々突っ込みどころが多く言われるが、個人的には嫌いではない。寧ろ結構好きだったりする。角川版コミックスの高屋さんの元編集者担当であり、現在は多重人格探偵サイコなど数多くの作品を原作している大塚英志のインタビュー記事の中に、おそらく日本のアニメがハリウッドで実写化されたのはこれが初だ。と書いてあるとおり、それぐらい歴史は古い。
まー確かに突っ込みどころは多いのは事実なのだ。
ガイバーのくせに戦い方が拳法的で若干アクションが地味だったり、日本人なのショーンに変えられミズキは中国人のあまり可愛くない子に変えられたりと色々ハリウッドならではの変更がされてるわけですよ。２ではキャストが全員変更されちゃいましたしね。この監督後にバイオハザード２のCM撮ってそっちはかなり評価されてるんですけどね。 でもまーガイバーのデザインは個人的に結構かっこよかったりします。目が動いたり、空気の吐き方とか殖装の時の演出もかなり好きでよく子供の時まねしたもんです。
でもスーツの制作者は１のデザインは気に入らなかったらしく、２ではそれが改善されているんですがね。あと若干ゾアノイドとかがグレムリンぽいんですよね（笑）
（←右が変身前、左が変身後）







まー２作目にはガイバーシリーズ初となるゾアノイドガイバーなるオリジナルキャラが出てくる訳ですが、こいつも中々デザインとしては良い感じでした。ガイバー２と同じくコントロールメタルにヒビが入ってるのが弱点なんですが、デザインはどちらかというとガイバー３ぽい感じですね。ギュオーも出てきますが地味ですね。バルカスに関してはゾアロードの姿がドラゴンの姿ってのが何とも酷かった。メガスマッシャーであっさり殺されるし・・・・。まー突っ込みどころは多かったですが、作ってる人たちは結構独自にこだわりと、おも入れを持って作っていたらしく、地味にこの作品はスタッフ的な話題で色々な所で目にすることが多い。
（ちなみに↓は旧徳間版コミックスの３巻で出てきた作者？だかが作った手作りガイバースーツ（笑））

あとさらにガイバーと言えば、２００５年にWOWOWで再びアニメ化されたのも言っておかねばならいだろう。ガイバーやゾアノイドのデザインや雰囲気は当時の旧OVAを意識しているのかはわからないが、比較的雰囲気は近い感じに絵が描かれているのはファンとしてはうれしい。あと原作ですら描かれていない巻島の過去のエピソードや、出番の少なかったガイバーⅡが意外にも結構長生きに活躍してる（日本支部が崩壊するまで生きている）などのアレンジは比較的旧ファンの自分からしてもうれしい演出だった。あとガイバーⅡとⅢが一戦交えるなんてのもおおっ！と思うポイントでしたね。
原作や旧アニメシリーズではからまないですしねあの二人。
まーそんなうれしいアレンジがある反面、気にくわない事もありますよ。
やはり声優さんが変更されたのは納得出来ない。僕の中で深町はやはり草尾毅以外ありえないし、哲郎は塩屋さん、瑞紀は水谷優子以外嫌なんです。他の声優も同じく。特に巻島と村上さんは絶対前の声優さんの方がいい。残念ながら村上さんをやってた鈴置さんは亡くなられてしまったのでもういないですが・・・。あと作画も変わり過ぎでしたね。ここは納得出来ないし、違和感も感じた。





ガイバーぽくねーんですよね。ちょっと。まー慣れたから良いんですが、絵柄はもう少し原作よりがよかった。旧TV＆OVAも絵柄は原作とは違いますし、作画はたまにやや崩壊してましたが・・・やはり昔ので育ってきたものとしてはあっちの方が愛着があるんですよ。そうそうこのWOWOW版でもいくつか作画が崩壊してて笑ったカットがあるんですが、中でも記憶に残ってる作画崩壊はクロノス日本支部にのりこんだ時だったか？に階段を上るガイバーⅠと哲朗が追ってが来てないか確認するシーンでガイバーの角がすごいことになってた時が笑えました。あと個人的にグロ表現がカットされてるのは残念かな。
ガイバーⅡがコントロールメタル制御出来ずに崩れるとことか完全にCGで簡素に済ませてるし・・・あの辺は規制の問題でしょうがないか・・・。しかしWOWOW版は新ゾアノイドが結構出てきて新しい展開があったり、小説版で出てきた新ゾアノイドまで出てくるあたりが結構豪華で自分としてはポイントは高いです。
（余談だが最新巻に出てくる新キャラなんかルルーシュのマスクっぽい。個人的予想では村上さんかな？と思ってる。）








まーこんな感じでばーと一気に振り返りましたが、実際まだまだ思い出は沢山あるんですよね。でもたぶん全部書ききるのは無理だと思います。それくらい沢山思い出があるんです。幼稚園からの付き合いですからね。だからこそ、今のガイバーの展開には許せない事ばかりなんですね。おも入れ強すぎて。もっと旧ファンを大事にしてくださいよ高屋さん。ガイバーグッツどんだけ買ってるとおもってんですか？あともっとネーミングセンス考えてください。フィーメイル（F）とかエクシードとかやめてくれ～！ダサイです。と言いたくもなりますよそりゃ～。まー続編でそこら辺何とか論理的な説明がなされる事を期待しています。 

～おまけ～
唯一ガイバー意外にやってたゼオライマー時代の絵を見てみよう！（当時はちみもりをだった。）









（←↑見ての通り若干デビルマンの不動明っぽい（笑）

最初に言っておくとエロばっかで、エロマンガあつかいでした（爆）




















↓まー詳しい事はこちらの方のブログ参照↓（ちなみに画像もここのをお借りした。すいません。）
http://blog.livedoor.jp/matusagasin/archives/50530267.html
いや～しかし酷いものだｗこりゃ打ち切りなるわｗアウト過ぎです。