スカイ・クロラ

「スカイ・クロラシリーズ」は森博嗣の小説『スカイ・クロラ』を初めとする小説シリーズである。
それを押井守が映画化した。戦争請負会社の日本人 部隊で、戦闘機に乗って戦う若者の物語。
「若い人に、生きることの意味を伝えたい」ということである。
監督は本作について、「成功しなかったら辞める」と 冗談交じりに語っている。
確かに今回はかなりメッセージ性が強い作品でした。特に若い人に是非見て欲しい！！
これは確かです。










あらすじ
永遠に生きることを宿命づけられた“キルドレ”と呼ばれる子どもたちが暮らす、もう一つの現代で、彼らは“ショーとしての戦争”で戦闘機に乗って戦ってい た。戦うことで生を実感する日々を送る中、元エースパイロットの女性指揮官・草薙水素（菊地凛子）と基地に赴任してきたエースパイロット・函南優一（加瀬 亮）が出会う。










解説
詳しい内容をいうとネタバレになるので詳しくは語れませんが、簡 単なあらすじはティーチャーと呼ばれる絶対に倒せない戦闘機の敵（存在）に戦いを挑むというもの。
今回押井作品らしくない・・・というか雰囲気やイメージ は押井テイストなんですが、押井さんにしてはかなりストレートなメッセージ性です。今までの作品よりかなり大衆向けという印象がありました。
あと押井さん の作品には珍しいベットシーンも結構あり、個人的には押井さんらしくないというか、挑戦してるな～と感じました。以前に今度は恋愛物にも挑戦したいといっ てましたが、これなのかな・・・とも思います。個 人的に、印象的なシーンはキルドレという大人になれない子供たち、彼らは戦闘で死ぬとすぐに変わりのキル ドレが基地に送られてくる所です。送られてくる新しいキルドレは死んだ前のキルドレによく似ている。まるで無限ループを感じさせます。綾波の「私が死んで も変わりはいるもの・・・。」が思い出せれました。








個人的にな感想
無限に続く螺旋のなかで、ティーチャーという絶対に倒せない存在に挑む。いつ か勝てる事を信じて・・・・。不可能だと思う事に何度も挑む。
押井さんぽい作品ではなかったですが、新しい新境地を開く段階に来たんだな～と感じました。
あと少し突っ込みをいれてしまったところは、キルドレたちが、タバコすい過ぎなのが、よく吸うな～と思いましたね。ことあるごとに吸ってます。
戦いで死ぬ 前に、肺がんで死にますね～あれだけ吸うと。
さらに今回珍しいことに、声優がほとんど俳優さんたちなのも意外でした。
今までは押井さんがこの人！と決めた 人意外は俳優でのキャスティングはありませんでした。（竹中直人さんなど。）最近の流行を取り入れたな～と感じました。さてこのスカイ・クロラは同じく押 井さん監修の元、Wiiでシューティングゲームがでています。






あのエースコンバットシリーズ開発チームであるPROJECT ACESが担当したことでも大きな話題性を呼びました。
ゲームプレイヤーのターゲットとしては押井自身が言っているように若い頃から戦闘機にあこがれてい て、最近ではゲームをやらなくなった中年層との事。興味のある方はやってみるといいでしょう。