スタジオジブｒｙ・・じゃなかった新海誠作品・映画「星を追う子ども」

解説： 『ほしのこえ』『秒速5センチメートル』などで熱烈なファンを獲得した新海誠監督が手掛ける、孤独な少女の冒険の旅をファンタジックに描くアニメーション。ヒロインがたどる未知の場所への冒険を通して、この世界の美しさや輝きを紡ぎ出す。音楽を担当するのは、これまでの新海作品にも印象的なメロディーで彩りを添えた天門。何げない言葉や風景が繊細に溶け合い、観る者を癒やす独特の世界観に魅了される。

あらすじ： 父親の形見の鉱石ラジオから流れる不思議な音楽に耳を傾けながら、思いをはせるアスナ。孤独な毎日を送るアスナは、ある少年と再会するための旅に出ることにする。それはアスナにとって、世界の冷酷さと美しさ、そして別れを知るための冒険の旅となる。

個人的感想
事前のレビューでもかなり叩かれていましたが・・・ジブリの劣化コピー映画？といわれてもしかたがないほどジブリ。自分で認めるくらいジブリに媚びを売っている。というかまんま。
どこがジブリかというのは・・・僕が言わなくても沢山の人が同じ所を突っ込んでますのでそちらを見ていただくとして、結局・・・同人としての域を超えられていない。
音楽もジブリのラピュタっぽい徹底ぶり。人のふんどしで相撲を取るとはこういう事。
そして残念なことに作品としても面白いとは言えない。何とも消化不良な内容です。
この作品結局答えを出してないし、何もオチがついていないと思います。
テーマを伝えたいならここまで露骨なパクリシーンのつぎはぎではなく、
自己のオリジナリティで勝負すべき。

実を言うと、新海作品は秒速５センチメートルで見放した所がある。
何故かというと、あれも岩井俊二作品や行定勲作品の
オマージュ満載だからだ。
オマージュが悪いと言うわけではない。ただここまで全てをオマージュして、俺の作品どやっ！というのが気に入らないだけ。
結局、ほしのこえから新海作品にはいつも下地があるのだ。

ほしのこえは完全にトップをねらえ！だし、
雲の向こうもジブリやその他のアニメで似たような物がある。
結局・・・オマージュの域を超えられていない。

正直がっかりである。
まーでもやっぱり絵はさすがですね。
新海作品は背景は写真のトレースしてアニメーション加工しているあの背景が有名ですが、背景美術は良い。