映画「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」

『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』（スーパーヒーローたいせんグランプリ かめんライダー3ごう）は2015年3月21日より東映系にて公開の特撮映画作品。

あらすじ
1973年2月10日、悪の秘密結社・ショッカーと戦い続けた仮面ライダー1号と仮面ライダー2号は遂にショッカーを壊滅させた。だが、直後にショッカーが生み出した最強の戦士・仮面ライダー3号が現れる。1号と2号は最後の力を振り絞り立ち向かったが、3号の圧倒的な力の前に敗北してしまう。ショッカーは勢力を蘇らせ、遂に世界征服を達成する。

そして時は流れて2015年の現代。地球はショッカーによって人類のほとんどが抹殺された末世と化し、1号と2号の後に続々と生み出されたライダーたちは「正義」と「悪」の二派に分かれていた。正義のライダーたちは残り少ない人間を守るため、悪のライダーたちはショッカーの手先・ショッカーライダーとして人類と正義側のライダーを完全抹殺するため、果てることの無い抗争に明け暮れる。
 
ある日、ショッカーライダーに属していた仮面ライダードライブ / 泊進ノ介は、正義のライダー・仮面ライダーBLACK / 南光太郎の正義の叫びを聞き、「間違っているのは自分では無いか」と疑問を抱くようになる。そんな時、進ノ介は黒井響一郎と名乗る男と出会う。「正義に目覚めた者同士、協力してショッカーを倒そう」と提案する響一郎に、進ノ介も同意して走りだす。だが、響一郎こそこの狂った歴史を生み出した元凶・3号であることに、進ノ介は気付いていなかった。

仮面ライダー3号は何故生まれたのか、狂った歴史は正しく修正されるのか、あるいはショッカーの栄える暗黒の歴史が確定するのか。全ては、「正義」と「悪」が雌雄を決する「仮面ライダーグランプリ」のチェッカーフラッグを受けた勝者が知っている。
 
個人的感想
どうせ今回も激怒するような酷いできだろ・・・・もうわかってんだよ！と・・・・思って見に行ったんですが・・・・・

あれ・・・・？普通に良いんですけど・・・え？これマジ脚本米村なの？
 

ええっ？どうしちゃったの？話結構まともに作ってるじゃん！？あれあれおかしいぞ・・・・あっ！ようやく酷評続きで改心したのか！？おいおいこれは予想外ｗ

確かに・・・・突込みどころはまーまーあるんだよ。でもね、あまり気にならないレベルというか、まーいわゆるヒーローもののお約束な部分が大半だからそこはワザワザ指摘するほどでもない。

今回やはりキャラとしておいしいところを持っていった仮面ライダー3号！こいつ普通にキャラの出来はいいな！てか今回ライダーを出す人選さ・・・比較的うまいと思った。仮面ライダー3号の相棒に仮面ライダーゼロノスを組ませたのもなるほどうまい組み合わせですね。

今回の人選よく考えるともともと時に、戦いに迷い、苦しみながらも一匹狼で孤独な戦いを続けていた奴の集まりだと気がついた！

ブレイドのメンバーは出来れば声だけではなく、全員画面に出してほしかったが・・・これは孤独なもの同士が仲間の大切さに気がつく話でもあるので、顔出しであえて出さないという選択もありだな。
 
橘さんは元々、一人で戦い、仲間など必要ないと思っていた人間。彼女を失い、剣崎に助けられ仲間の大切さに気づいていく。これは始だとピンとこないのはやはり剣崎と始は信頼間が強すぎるから最後まで、迷い続けた橘の方が当てはまるね。

桜井 侑斗も同じである。彼と三号の共通点は「誰にもその存在を知られなくなる」ということだ。３号は没になり日の目を見なかった戦士。
ゼロノスは、自分という存在の記憶を消費して変身して戦うため、カードを使えば使うほど、人々の記憶から自分の存在が消えていく悲しい孤独な戦士。

南光太郎もやはり孤独な戦いを続けた戦士だ。
仲間を失いながら、自らも命を一度は失い、それでもたった一人で戦い続ける戦士！まさに俺の憧れ！
俺の子供の時からヒーロー！！俺はブラックの背中を見て育った！！

乾巧もまさに、一匹狼でしたね。自分の夢も目的も見つけられずぶっきらぼうで人を寄せ付けなかった彼。ファイズとして戦う中で弱い者のため、人々の夢を守るため、悲しいこと辛いこと全て、戦うことが罪なら俺が背負うと覚悟を決め立ち上がった戦士！！話はずれるが、マッハとファイズの戦いの途中でやる気なくなって、変身解除しちゃうけだるさは、たっくんぽいなｗ

そう考えると黒井のライダー像はまさに彼らにも通じるものがある。特にゼロノスとは良い組み合わせだ。
 
まー脳改造されてなかったんかいｗという突っ込みどころは多めにみてやるｗ

そうそう今回、原作の仮面ライダーの設定が使われている。仮面ライダー一号こと本郷は原作では途中で死んでしまい、自分の脳を本郷財閥の莫大な資産で作った地下の研究施設にある電子頭脳に自分の脳みそを移植する。その後、体を二号に引渡し、自分はちゃっかり最後の戦いで機械化ボディーの一号に頭脳を入れて現れる。このくだり原作からのオマージュだ。コンビにで復刻版でてるので原作見たい人は是非！

ライダー3号とドライブのカーバトルは安いCGの頭文字Dみたいでしたが、ちゃんとレース、ライダーしているのでOK！どっかの夏の劇場版のサッカーに比べたら全然ライダーとしての意味はあるし、元々初代はバイクレースも重要な要点のひとつだったしな。

大首領がカーレースを受けたのも、洗脳したライダーを殺さなかったのもまー器をさがすためにより強い奴を・・・というとりあえず意味づけがあったのでOK。
あと・・・今回は戦隊を出した意味もちゃんとあって、とりあえず出す意味づけも出来てた。

Jが倒されたら、巨大化できる奴がいない。ディケイドも洗脳されてる、どうしよう→ニンニンジャー参上。あいつは俺たちが引き受ける！確かに唐突だけど、出てくる意味はある。しかも最後はちゃんとドライブと協力して敵を倒すし。

てかこれが当たり前のことなんだけどなｗｗｗｗ
今まで当たり前をしてなかったからなｗｗｗｗｗｗ
 
三号のラストは熱かった！結構感動したな！
夢の1号、2号、3号の共闘！そこにここぞ！とばかりにかかるレッツゴー仮面ライダー！あれはテンションあがるし胸熱ッ！さらにトリプルキック！いいね！

まーデザイン的に三号はザ・ファーストたちのデザインと並ぶと統一感ありそうだけど、まーそこは邪推だな。

後さ・・・ブラックが一度倒されて、RXになって戻ってくるのもいいよね！これはお決まりでしょ！

歴史を戻してしまうと3号は消えてしまう・・・また誰からの記憶からも消えてしまう・・・でも侑斗だけは特異点だということもあるが、共に戦った友である3号の存在を覚えていると約束する・・・・ここも熱い！！自分の存在を忘れ去られる苦しみや悲しみを理解できるのは同じ境遇の侑斗だけだもんね。これは泣けるで！！

まーあえて駄目なところを言えば、ニンニンジャーが出てきておじいちゃん出てくるくだりが若干テンションの落差がありすぎてるし、若干間延びしているのが気になるとか。レースの最中にワザワザ止まって三号とドライブのしゃべるくだりが若干台詞はすごくいいんだけど、より寄ってまだ
レースの途中に、しかもこのくだりも間が長いとか。
 
（画像・上現在・下が昔）
RXがなんか太ましいな・・・とか・・・ニンニンジャーとドライブの合体したロボシュールすぎんだろｗとか、細かいところでもいくつかあるが、今回は割とよかったから、おおめに見てあげよう。

まー本来普通の映画からしたら、若干甘めな評価だけども、今までが点数つけるにも値しないようなものしかなかったからなヒーロー大戦＆VS系は・・・なんかのび太くんが・・初めて50点くらい取って帰ってきた・・・・みたいな感じだよな。まーこの調子でがんばってください米村さん。。。。

「無人惑星サヴァイブ」を作れたんだから、あなたはしっかりやればできると思います・・・・たぶん・・・・・。あんなすばらしいアニメのストーリー構成できるんだからもっとがんばってください。

で・・・・ざっと感想を述べたところで・・・あの話をしないとだな。劇場出るときに・・・・・口々に・・・マッハ死んだままやん！？・・・えっ！？えっ！？？ってなってましたけど、やっぱり「仮面ライダー4号」への複線でしたか・・・・てかマッハの扱い気の毒すぎるｗｗｗｗｗｗｗｗｗちなみに「仮面ライダー4号」のエピソード1みたんですけどね・・・。なにあのシュタインズゲートみたいな展開ｗｗアウターゾーンみたいな感じになってて違う意味で面白かったｗ

てか・・・この引っ張りかたは汚いというかｗ結局まだつづくんかい！ｗ珍しいパターンだなｗｗｗｗ本来続きは映画で！なのに続きはWEB配信で！かよ！ｗ
スケールダウンしてどうすんねん！！ｗ
まーとりあえず・・・・これは続きに期待しましょう。

トータル・・・今回は褒めてやる！