映画「パニック・マーケット3D 」※不謹慎ということばがふさわしい。

解説：
大洪水の被害を受けた一軒のスーパーマーケットに取り残された人々が、次々と絶体絶命の危機に見舞われるパニックホラー。浸水した店内には巨大人食いザメ、さらに殺人鬼が紛れ込んでいるという最悪の状況下、脱出を図る生存者たちの決死のサバイバルを描く。監督は、『Cut カット!』のキンブル・レンドール。キャストには『エクリプス/トワイライト・サーガ』のゼイヴィア・サミュエル、『ステップ・アップ3』のシャーニ・ヴィンソンらオーストラリアの俳優陣がそろう。

あらすじ：
突如起こった大洪水。一軒のスーパーマーケットに、13人の生存者たちが取り残されていた。浸水した店内には高圧電線が垂れ下がり、水中からどう猛な人食いザメが襲い掛かるなど、絶体絶命の状況に追い込まれていた。しかも13人の中に強盗犯、殺人犯が紛れ込んでいることが判明し、地獄のような店内から彼らは命懸けで脱出を図るが……。

個人的感想
3.11以降・・・恐らくあの壮絶な津波をネタにした映画は絶対にでてくるだろうと思っていたけどこういう形で描かれるとは思わなかった。

震災がなければただのバカ映画と思って見れるんだろうけど、これは不謹慎と言わざる終えない。日本公開時に内容がカットされて公開されたわけだが、これはな・・・・。面白くない訳ではないが・・・不謹慎。

突如巨大地震が起き、巨大な津波に町がのみ込まれる。地下のスーパーに閉じ込められた人々に最悪の事態が発生する。水没の危機に陥るスーパーに巨大なホホジロサメが津波とともに入ってきたという感じ。

冒頭の鳥の群れが荒れ狂って人に襲いかかるのは露骨にヒッチコックの「鳥」意識だし、配管を通って逃げようとして小さい蜘蛛に襲われるのはスパイダーパニック的だったりパロディーが満載であるがいかんせんＣＧが安っぽい。そしてツッコミ所が満載のいわゆるバカ映画である。

真面目にやるならまだしも3.11をネタにバカ映画を作られるとこれは見ていて怒りがわく人も多いだろう。

てかスーパーの経営者やヒロインの新しい彼氏が日系人て・・・喧嘩売ってんのかコラッ！！！！日本人バカにすんのも対外にしろ！！！！
 
町山さんが風立ちぬの評論の時、映画を作る人間たちは妄想族であり、9.11や3.11を目撃したとき、これは映画に使えるという風に考えてしまう不謹慎な人種であると解説している。

俺もそういう人種であるので理解はできるのだが、これは駄目だろとこの映画を見ていて思った。やっぱり限度ってものがある。

ツッコミ所も多すぎてコレがまたイラッとさせられる。
電力ケーブルが切れてしまい、水面間近でギリ止まっている。しかし、何かの拍子で見ずにケーブルが落ちたら、感電してしまうこと確実。

というわけで、お手製の金網で作った防御服を着た日系のスティーブンが、決死の覚悟で水中に潜り、バッテリーを切りに行きますが、もう一歩のところで、届かない。

スティーブンはホースを口から外して電力ケーブルの電源を切るが、商品棚の上にいる連中は、ホースに手応えがなくなったことからホースを手繰り寄せてしまい、スティーブは、窒息死してしまう。

お前らがスティーブ殺してるやんけ！！！！！！
何感動げなＢＧＭ流し飛んじゃボケ！！！

サメも安っぽい作りで腹が立ってくる。
サメをバカにするのも対外にしろ！！！！

しかし、映画としてはそれなりに楽しめる作品であることがまた腹が立つのである。これでつまんなかったらマジで殴る所だ。
 
トータル・・・これ作った奴はマジで頭どうかしてる。