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あらすじ
全宇宙の運命を賭けた魔人ブウとの壮絶な戦いから4年後。39年の眠りから目覚めた破壊神ビルスは、付き人であるウイスからフリーザを倒したというサイヤ人の話を聞き、界王星で修行していた孫悟空の前に現われる。界王の忠告を聞かずに久々の強敵に挑んだ悟空だったが、ビルスの圧倒的なパワーを前に手も足も出ずに敗北を喫する。さらなる破壊と伝説の戦士「超サイヤ人ゴッド」を求め地球へと向かったビルス。悟空と仲間たちは地球を破壊神の手から守るために立ち上がる。
個人的感想
いろんな意味で残念な作品でしたが、鳥山明なりの意地と今現状のドラゴンボールを作る力量とにだいぶ差がでてしまっているように思う。
この映画確かにドラゴンボールらしい部分もあるが、今までのドラゴンボールとは別物。
おそらく・・・なのだが、鳥山明はあのひどいハリウッド版やその他の勝手なアレンジアニメやゲームにおそらく内心勝手なことしやがって・・・というのは確実にあるとインタビューなどを見ていてそれは思う。特にハリウッド版はどのインタビューでも話題に出し気にくわなかったと述べている。
なので、ドラゴンボールのイメージの回復とドラゴンボールの事実上最後を鳥山明自身の手で幕を下ろしたかったとしか思えない。
考えてほしい・・・もし自分が作者だとして、もし続編を続ける気ならばこんな話にはしてない。しょこたんとの対談でこの作品にテーマはないのがテーマであり、見た後スカッとしてもらえればいいと語っているが、このラストはどう見てもスカッとは終われない。
つまり、見ている側の評価はどうでもよく、自分の手で幕を引くことが目的な気がどうしてもしてまう。本人もファンが鳥山明自身の脚本でこの内容なら、もうしょうがないか・・・「ドラゴンボールもこれで最後だな。」と思ってくれるんではないか・・・とどこかでおもっているんじゃないのかな・・・・・ドラゴンボールという作品に自分からピリオードを打たせるような作り方ですよ。この作り方は。
鳥山明先生は連載中絵を描くことに吐き気を及ぼすほど・・・ドラゴンボールに嫌気がさし、終わりたくても終わらせてくれない葛藤の中で執筆していた。
その後、パソコンで絵が描けるようにならなければ、もう絵はやめようとさえ思っていた。
と語っている。そして、この作品を作る際、実際ほとんどドラゴンボールを忘れていたという。自分の単行本を読み返して感覚をもどした。と言っている。
この当時のドラゴンボールと今の鳥山明の感覚の差が本作にもやはり大きくでている。
昔のドラゴンボール映画は時代劇的で、実は展開や内容はほぼ同じである。強敵が現れ、みんなやられて、パワーアップの方法を考えてパワーアップして勝つ。というのがほぼこれの繰り返しです。
でもこの映画は違います。悟空たちにはどうあがいても勝ち目がないということが大前提にあり、もうおまえたちがこれから何をしようがもう逆立ちしてもかてない奴がこの銀河には沢山いる。という「最終宣告」のような形で幕を下ろす。
しかし、この映画おそらく作者の内面に反して大ヒット、さらには絶賛の方が多く、「ファンはそれでもドラゴンボールとは決別したくない。」と突きつけてきた。だから、続編発表も、おそらくは内心「もうこれ以上やる気無かったのに・・・」と思ってるはず・・・・。
勝手な憶測だが、この映画を見て鳥山明はこれで「どういう形であれ、作者が幕を下ろしてもう終わらせる。」というのをやりたかったはずだと思った。
なので、作品のできは確かにお世辞にも良いものではないが、これは鳥山明がドラゴンボールへの最後のケジメをつけるという意味で俺は「鳥山先生・・・本当にお疲れ様でした。もう先生はドラゴンボールから解放されて良いと思います。素晴らしい作品でしたが、それは逆にあなたを苦しめる呪縛にもなっていましたね。ありがとう鳥山先生。」と言ってあげるのがいいんじゃないのかな・・・と思う。俺は鳥山明のことを本当に考えるならファンなら引導を渡してあげた方が良いと思う。
これはあくまで俺の考えです。
俺は鳥山明も大好きだし、ドラゴンボールも大好きだ。
青春時代はドラゴンボールを毎週欠かさず読んで育った世代だ。
だからこそ、俺は鳥山先生にはドラゴンボールから開放させてあげたい。皆さんはこの映画をみてどう感じただろう・・・。
それでも続けてほしいとやはり望むだろうか、その気持ちもわからいではないんだよ。でも、もういいじゃないか。十分夢や希望や勇気をもらったろ?ドラゴンボールから卒業しても良いんじゃないのか?
という感じでした。
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