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真夏にクーラーのリモコンが壊れたSF研究会の部室。そんなところへ偶然現れた本物のタイムマシンに乗って、昨日にタイムスリップ。壊れる前のリモコンを取ってきた研究会の面々。だがそれは過去を変える行為であり、そのせいで全てが消滅する恐れが! そこで元に戻すための大冒険がスタートする!たった1作で、あの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作を合わせたよりも多いタイムスリップを見せるオモシロ作。しかもそれを鮮やかに整理して見せ、さらに何度見ても楽しめるようなネタを随所に入れ込んでいるあたりは『踊る大捜査線』シリーズを手がけてきた本広克行監督ならでは。しかもSFというよりも、青春グラフィティとして仕上げているため、SFが苦手という人でもかなり楽しめること確実。ゆるい笑いもいい感じ!
あらすじ
「SF研究会」のだらしない部員達に起こるドミノ倒しコメディ。前日にクーラーのリモコンが壊れてしまい猛暑の中ぐったりしてる部員達の前に突然タイムマシンが出現する。昨日に戻り、クーラーのリモコンを取ってこようと思ったメンバー。しかし、タイムトラベルしたことが面白くなった面々は、過去の世界でフザけたことばかりする。そんな中、過去を変えると今が消えてしまう可能性がある事を知った。慌てた部員たちは自分たちの「今」を消さないために、大急ぎで以前に自分たちが過去でやらかした一連の行動が致命的なことにならないようにリカバリーしようと奮闘する。「昨日」と「今日」だけのタイムトラベル物語。
個人的感想
正直な所を言わせてもらうと、本広克行作品ではこれが一番面白いと思います。「踊るシリーズ」なんて目じゃない。これ最高です。
タイムスリップものとしても良く出来ていて、さらにギャグも面白い。
時間軸が一本のタイムスリップものである。やはりタイムスリップものではゲームのYU-NOが良く出来すぎてるから、原理的に、YU-NOを超えられない。
ただ、一本軸には一本軸のおもしろさがある。
くだらない事にタイムマシンを使う訳だが、実に面白いw
クーラーのリモコンでここまで話が大事になるとは、誰が予想できようw
太古の河童伝承やらの正体がこいつらの仕業だったというネタには爆笑してしまったwその他にも色々な複線が用意されている。
その色々な複線が後々一つに繋がるとこは実に面白い!!
これ実は舞台が原作なんですが、そちらもオススメです。
ちなみにこの映画、後に公開された「UDON」と世界観を共有しており、こいつらでてきますwなのでUDONも一緒に見るといいかも。
UDONも良い映画でしたが、僕は断然こっちが面白いです。
この頃は日本映画が強い時期でした。数々名作がでた豊作の年。
ハリウッド映画の低迷もあり日本映画が絶好調で収益を大きく上回りました。
本作を見てやっぱり日本映画おもしれ~!
予算的には勝てなくても、アイデアで負けないものは作れるじゃん!と思いました。
ターミナルでイマジンによる乗車チケットの盗難事件が発生。奪い返すため深手を負った良太郎の代わりに、未来から来た良太郎の孫、幸太郎が呼び出された。運の悪さから次々と困難にぶつかる幸太郎だったが、引き離された相棒との絆を結び直す戦いに挑んでいく。
感想(ネタバレもあるんで白字です。マウススクロールしてみてください。)
まずネタバレなしの感想。
劇場行ったらすげー混んでて、ビックリ。今日はヘタリアの映画も同時公開なので、すごい女性客の群れ!!数年前の電王人気を思い出した。
そして前回もそうだったんですが、東映のスタッフが調査にきてました。
それは置いといて、結論から言うと一番期待してなかったけど、かなりゼロノス編に比べて全然面白いし、良い。実は前情報で、試写会見た人がかなり良い!といってたので楽しみでした。
疑問な点がないわけではないが、ニュー電王編はかなり良い話です。
正直NEW電王にそこまで興味が無かった自分としては、好きになるきっかけになりました。
良い意味で三作中で一番電王らしい作品。笑いもある泣ける話もある。バランスが良い。
こっからネタバレ↓(白字)
幸太郎はじいちゃんの良太郎に比べ運が良いのかと思いきや、同じだったのには笑えましたw
その運の悪さを今までテディがフォローしていたんですねw
つまり、テディがいないと幸太郎は災難に遭いまくり。
テディはどうやら、さらば仮面ライダー電王の時に駅長が幸太郎に派遣したという設定になってたようで、何を思ったか非常事態の時に、オーナーがテディーを幸太郎からいきなり強奪。後を引きつつも、派遣イマジンの身であるテディはオーナーと契約するわけです。
良太郎とモモタロスはと言うと、たまたまターミナルで偶然にチケットを強奪したイマジンと遭遇。闘うものの相手はなんと女でしかもエロイイマジンだった。ちなみにマンティスイマジンの声優は『クレヨンしんちゃん』のまつざか先生、『美少女戦士セーラームーン』の火野レイ、『サクラ大戦』の神崎すみれなど、強気な女性を多々演じる富沢美智恵さん(個人的に富沢さんと言えば・・・・・おるすばんえびちゅのエロイ飼い主が強烈でしたが)
攻撃食らうたびにあえぎ声とはさすがですね!富沢さん。観客の子供爆笑ですよ。
笑えるシーンは結構多く、序盤から結構自分を含め笑う子供が続出。この編であー電王だな~と思った。
笑いだけではなくちゃんと感動の部分も用意してある。
今回の契約者となる女性・上原美来の前に現れたのは、なんと未来から来た自分だった。
そう、マンティスイマジンが盗んだパスを使って過去に行き、自分を消す覚悟で過去の自分と入れ替わる事を目的としているようであった。しかし、計算にミスし、過去の上原美来自信と鉢合わせしてしまう。一緒に暮らす美来の祖母の目の前に、突然二人の美来が・・・。そして未来の自分は過去の自分を消すために勝負を挑む。
それも全ておばあちゃんのために。
幸太郎はキンタロス、ウラタロス、リュウタロス(モモは先の闘いで足を負傷中で出番無い)たちとマンティスイマジンを追うが、兎に角ツイてない。空き缶踏んですっ転ぶ、水かけられる、走り出したら看板に激突など・・・終いには鳩の糞の直撃まで食らってしまうほど、やることなすこと最悪な幸太郎。
当然マンティスイマジンとの戦闘も上手く行く訳がない。
まず憑依して闘うという事が出来ない。NEW電王の能力はイマジンを武器に変えて使うタイプ。
キンタロスは巨大な斧に、ウラタロスは釣り竿に。
キンタロスは重くて振り回せず、ウラタロスは扱いに難しく、ぼろぼろなのに頑張って助けに来た良太郎まで巻き込んで攻撃しちゃう有様。息が合わないにもほどがある。
そこで初めて幸太郎は思う。テディがいないと自分は何にも出来ない。と・・・・
でもテディにばかり頼っててもいけないと。
テディはテディで職務を果たしてる自分に疑問を感じていた。契約を破れば自分が消えるかも知れない。
でも幸太郎が心配でならない。
マンティスイマジンが契約を完了させる寸前に、デンライナーに契約者を連れ込む幸太郎。
そこで契約者の想いを知る。
おばあちゃんとの誕生日の約束をすっぽかし、彼氏と遊ぶ事を選ぶ事を優先した契約者。
しかし、その後おばちゃんは倒れ、亡くなってしまう。おばあちゃんとの約束をすっぽかした事を後悔した契約者は自分が消える覚悟で、最後におばあちゃんと誕生日パーティーをすることが目的だったのだ。
「失って初めて大切だったと気づく・・・」
この映画のテーマはそれでした。まるで自分を見ているかのような目で契約者を見つめる幸太郎。
「気づいただけでも良かったんだよ。例え失ってもその人が大切だった事はずっと変わらない。」
と自分に言い聞かせるように、契約者にいう幸太郎。それを聞いて後ろでテディも自分もそうだと痛感する。
幸太郎はもう一度イマジンと闘うためにデンライナーを飛び出す。
そして契約者もおばあちゃんと誕生日パーティーをするために、自分が消える覚悟で飛び出す。
依頼者の覚悟を見て心を揺さぶられるテディ・・・・
ボコボコにやられる幸太郎。返り討ちに合うウラタロスたち。
打つ手なし・・・その時立ち上がったのは他でもないテディだった。
やはり自分にとって幸太郎は大切な存在。例え消滅しても、幸太郎を助けたい。
幸太郎の元へ飛んでいくテディ!
「僕たちは二人で一人の探偵だ!」とは言わなかったが、それぐらいの気持ちである。
やはり幸太郎にはテディが一番である。
「幸太郎!久しぶりにカウントだ!」は中々の名台詞だった。
あのカウントに意味があるのか謎だが、カウント10できめる!という有言実行感はかっこいい。
「10秒ジャスト!それがお前の絶望までのタイムだ・・・・!」
とは言わなかったが、なかなかのキメであった。
闘いが終わり・・・・「やっぱり俺たちは最高だ!」と宣言する二人。
しかし、幸太郎が振り返ると・・・・テディは砂になってじわじわ崩れていた・・・・
これが契約を破った罰・・・。
最後にテディは幸太郎にこっそり買っていた厄除けのお守りを渡す・・・・・。
受け取ろうとした瞬間・・・・テディは幸太郎の目の前で完全に崩れ落ちた。
幸太郎も力なく膝から崩れ落ちた。テディが消えた砂の中に埋もれた厄除けのお守り・・・
でもそれは縁結びのお守りだった・・・・
「お前がミスするなんて・・・・初めてじゃないか・・・・」
一方契約者は契約者で一つのドラマが終わろうとしていた。
おばあちゃんとの誕生日パーティー・・・でもどこか悲しい孫娘の姿を見たおばちゃんは、恐らく自分の命が長くない事を薄々感じていたのだろう・・・・未来から来た孫娘に向かって・・・・。
「遠くからありがとうね・・・・・今日は孫娘が二人になったみたいで・・・とっても楽しかったよ・・・・」
耐えきれず泣き出す契約者・美来・・・・
「大丈夫・・・・これからもきっと・・・楽しい事がいっぱいね・・・・。」
こうして契約者としての美来の目的は終わった。
デンライナーの中でうなだれる幸太郎の元に、オーナーが・・・・
「どです?新しいイマジンと契約しませんか・・・幸太郎君・・・」
そして紹介したイマジンはなんと・・・・・・
テディでした。
絆が強すぎてオーナーとの契約が破棄になったという理由で生きてたらしい・・・この辺はお決まりのご都合展開だなと思いきや・・・・
これがさっきの縁結びのお守りの複線になってたわけですな。なかなか上手い。
幸太郎大喜び!!
幸太郎「オーナーはきっと俺がテディに甘えてばかりだから・・・・俺たちを試したんですね」
一同「は?ないない!!」
だったら何だったんだwこの無意味なテディ強奪wいやまーオーナーのツンデレだと信じたい。そうだ!そうに違いない!
エンドロール後・・・・
現代に戻って来た美来・・・・
おばあちゃんのいない・・・自分一人だけの家。
孤独な気持ちを抱えおばあちゃんの部屋に入ると・・・・
遺影の写真たての裏に、小さな箱とメッセージカード
メッセージカードには・・・・・
「楽しい事がいっぱいだった・・・・。」
と書いていた・・・・。
おばあちゃんは未来から来た美来にちゃんとメッセージと、プレゼントを用意してくれていたのだ。
それに気づいた美来は自分がやった事が無駄ではなかった事を知る。未来が変わったのだ。
そしてまたたまらず泣き出す美来・・・・。後ろではおばあちゃんが好きだった風鈴が風に揺れ、綺麗な音を奏でていた・・・・・。
やや疑問な点はあるものの、トータル良くまとまっている。ただエンドロールでメイキング流すのは子供の夢が壊れるんじゃないのかとおもった・・・・・。
トータル・・・・・ゼロノス編見るならこっち見た方が面白い。
横にいた女性二人は最後のメッセージで号泣してました。
劇場出るときも、今回良かったよな~と言う声が多かったのは納得だ。
という感じでした。
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