忍者ブログ

上を向いて歩こう!!

俺たちには過去も未来もない・・・毎日を楽しく精一杯生きる!それで良いんだよ!容量が限界のため、上を向いて歩こう2号店に移行しました!!

選択したカテゴリーの記事一覧
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



『赤い影』(英: Don't Look Now、伊: A Venezia... un dicembre rosso shocking)は、1973年のイギリスとイタリアによる合作映画。

『鳥』、『レベッカ』などアルフレッド・ヒッチコック作品で知られる小説家ダフネ・デュ・モーリアの短編「いまは見てはだめ」(短編集『真夜中すぎでなく / Not After Midnight』1972年出版に収録)を映画化したもの。

ニコラス・ローグによるオカルト色の濃いサスペンス・スリラーで、赤を効果的に用いたイメージと、カットバック映像を凝らした撮影監督出身らしい視覚映像で迫る作品。

あらすじ
イギリス。バクスター夫妻は、突如として愛娘クリスティン(シャロン・ウィリアムズ)を水難事故で失ってしまう。

数ヶ月後、ジョン(ドナルド・サザーランド)は妻ローラ(ジュリー・クリスティ)を連れ、教会修復の仕事でイタリアのベニス(ヴェネツィア)へと赴いていた。ある日、夫妻は年老いた姉妹と邂逅する。姉ウェンディ(クレリア・マタニア)曰く、盲目の妹ヘザー(ヒラリー・メイソン)には霊感があり、赤いレインコートを着た亡き娘さんの姿が視えるというのだ。その後、姉妹と再会したローラは、亡き娘の言葉を借りたヘザーから「ベニスを去らなければ、ジョンの身に危険が降りかかる」と忠告される。ジョンはその警告に取り合わず、ローラは不安になるのだった。

個人的な感想
まず・・・この映画は非常にオチが恐ろしいのでネタバレなしパートとネタバレパートとにわけることにします。町山さんのこの解説のラジオの分割方式にしたいと思います。
作品についての詳しい解説は町山さんの解説(映画視聴前用)を聞いていただければ興味を持てます。
視聴は→http://enterjam.com/?eid=2527#sequel
 
_________________________________
ネタバレなしパートの感想
この映画については解説が難しいです。

それは・・・ただのそこの浅いホラー映画ではないからです。

何故かというと、全て複線になっていてそのどれについて話しても後半ビックリを誘うための要素なので、今これを映画視聴していない人に話すのは、後半の展開を著しくつまらなくさせるだけなので、ざっくりとした感想だけにしておく。

色々な意味でこの作品は怖いです。
心霊?オカルト?そんな物がやりたくてこの監督はこの映画を作っていません。そんな物よりも恐ろしいことがあるんだ。・・・と
いわばこの作品は監督の真のメッセージをうまく紛れ込ませ、含ませたサスペンスオカルトホラーなのだ。
なので、この映画を見て、なんだ・・・この程度か?と思う人ももしかしたらいるのかもしれないが、この作品の後に監督のインタビューを見ると、実はそんなもんは別に良くて怖いのはこういうこと。と言っていることにちょっとこの監督の内的な怖さを知ることになるだろう。

この映画は一応ホラー映画なのだが、実は’’あること’’で海外の映画ランキングで今でも一位を長年とり続けている。(町山さんいわく)

それが「映画における最も激しく濃厚なセックス描写ランキング」だ。
実は・・・・監督の視聴後に見て欲しいインタビュー映像には、
「この映画で一番重要なのは実は長いセックスのシーンであり、あそこがこの映画を語る上で真に重いことなのだ。」
と語っている。
が・・・これに関してはネタバレになるので詳しいことは今は語れない。

出演は

ドナルド・サザーランド(24のキーファー・サザーランドの父親)
 
女優はジュリー・クリスティ。
実はジュリー・クリスティはこの後、この映画のオマージュ作とも言える作品に引っ張りだこになり、この作品に影響された作品に多数出演。

冒頭からのおかしい事の連続。何度も繰り返される同じカット、ほとんど解明されないまま進行する謎。

実はこの映画、初見で見るともの凄く変な作りになっている。
なんでこんな作りなのか、全部見終わって分かる仕組みになっている。
「この映画は複数回見てもらうための映画の作り方なんですよ。」
だから、初見はやや置いてけぼりになる方も多いでしょう。

冒頭からの疑問を投げっぱなしに描いてみる。
・至る所で繰り返されるカットと過去の映像の数々・・・
 いきなりのフラッシュバック。


・息子が事故に遭い、妻が先に帰国・・・したはずなのに・・・
 その後、何故かあのよく分からない気持ち悪い老婆と一緒にいる。

・旅先で現れる少女の幻影・・・・


これだけでもこの映画がちょっと面白い映画だと思った人は今すぐ見ると良い。面白いですよ。(自分はDVDを500円で買いました。)

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=01Q_prqkb-Q


 
さて・・・とりあえずネタバレなしの感想としてはここまで・・・
この時点で興味を持たれたなら幸いか・・・
+++______________________++++
*ではここからは白字でのネタバレありの感想です。
これからは、もう映画を見ました!と言う方がご覧ください。
まーでもね。中には「は?たかが映画だろ?んなもん興味ないし、見る時間ももったいないから結論教えろや。それで十分のレベルのもんだろw」とネタバレ情報で映画を知ったつもりになりたい浅はかな方もいるので、そういう映画の楽しみ方を理解できない人も方もご覧ください。そして、つまらねー映画と舐めといてください。
この映画は確かにオチが怖かったです。
なぜか・・・それはもう冒頭で全てこれでもか!というほど暗示されたんですよ。
この旦那さんこそが一番娘の死を悲しんでいたんです。
だからこそ、赤いずきんの女の子を追ってしまった。
それが、連続殺人の犯人だとも知らずに・・・
旦那が殺されるシーンのあの恐ろしいこびとの老婆の顔・・・ビックリした。
旦那のトラウマで全ての謎は解ける。そう・・・彼は予知能力ができたのだと。
監督は具体的に予知能力だと限定はしていない。
誰に出もあるデジャブや嫌な予感、虫の知らせのようなものだよ。と解説。
冒頭でもあの老婆の姉妹が旦那さんには霊感がある。けど、彼は論理や理屈の人だから、本人はそれを信じないし、否定していると語られている。
つまりは、旦那は自分の事を信じることが出来ず、それを信じた妻は生きのこり、旦那は死んだのだ。
その後のラストシーンを見て・・・ああああ!!と思う。これが旦那が妻が帰国した後に見た喪服姿で霊柩船に乗っている姿そのものだったのだ。つまり自分が死ぬ事を予知してたのだ。
何故かこの映画の最後で喪服姿の妻は「笑顔」なのである。
何故・・・?何故・・・・・・?

ここまで見て、なんだ・・・もっと怖いラストかと思った・・・と思った方は監督の真の怖さを理解していない。

実はこの映画のテーマは心霊やホラーでは全くなく、

「男と女の絶望的なまでの感覚の違い。恋愛と結婚の明らかな違い」

を書きたかった映画なのだ。
女性は感覚で生きており、論理よりも真理や感覚を重んじて生きているのに対して、男性は論理や理屈を重んじて生きている。そして恋愛と結婚(監督いわく結婚後25年以上の関係はこうなる)は明らかな差があるのはそこだ。恋愛とは相手を知るために相手に会わせて行動し相手を理解しようとするが、結婚とはすでに相手を知り、相手の主張に合わせるよりも自分の考えや行動を理解して欲しいに変わっていくのだ。そこに男女の感覚の違いが現れ、絶対にかみ合わなくなっていくのが結婚なのだ。これにより夫婦関係に恥もなくなり、互いの意見を主張しあう関係になる。それはセックスでも愛でも埋まらないと言うことがこの映画の真の恐怖なのだ。

この後、ニコラス・ローグはこのテーマに陶酔していき、この手の話ばかり監督するようになった。

最後に・・・監督いわく。嫁さんが喪服姿になって笑っていたのは、これで死んだ娘はパパと暮らせて幸せになった。そして、色々喧嘩したけど、結局は私の中で旦那は生き続けそばにいる。もう喧嘩もしなくていい。やっとわかりあえたの・・・・だから笑っている。という・・・

どうだろうか・・・この映画が普通のホラーとはひと味違う隠れた金字塔と呼ばれている意味が分かっただろうか?

結婚は幸せでは決してないのかもしれない。
相手の嫌なところ見て、どんどん相手を知っていく。
受け入れられなければならなくなる。
それが嫌なら結婚などやめた方がいいだろう。


という感じでした。
町山さんの視聴後の解説はこちら
http://enterjam.com/?eid=2528#sequel
これを聞いていただければより分かりやすでしょう。

拍手[0回]

PR


『ドラゴンボールZ 神と神』(ドラゴンボールゼット かみとかみ、Dragon Ball Z:Battle of Gods)は、2013年公開の『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作品第18弾(『ドラゴンボールZ』としては第14弾)。キャッチコピーは「最強、始動。」「最強、激突。」「フリーザ、セル、魔人ブウ。すべてを超越する存在がいた。」「今、闘いの歴史が変わる――。」

前作『ドラゴンボール 最強への道』より17年ぶり、そして『ドラゴンボールZ』としては『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』以来18年ぶりの劇場作品であり、併映無しの単独上映としては初の劇場作品となる。物語は原作第517話の魔人ブウ戦終結から第518話までの10年の中頃、魔人ブウ編から4年後にあたるエイジ778年のある日に起こったエピソードが描かれる。


あらすじ
全宇宙の運命を賭けた魔人ブウとの壮絶な戦いから4年後。39年の眠りから目覚めた破壊神ビルスは、付き人であるウイスからフリーザを倒したというサイヤ人の話を聞き、界王星で修行していた孫悟空の前に現われる。界王の忠告を聞かずに久々の強敵に挑んだ悟空だったが、ビルスの圧倒的なパワーを前に手も足も出ずに敗北を喫する。さらなる破壊と伝説の戦士「超サイヤ人ゴッド」を求め地球へと向かったビルス。悟空と仲間たちは地球を破壊神の手から守るために立ち上がる。

個人的感想
いろんな意味で残念な作品でしたが、鳥山明なりの意地と今現状のドラゴンボールを作る力量とにだいぶ差がでてしまっているように思う。
この映画確かにドラゴンボールらしい部分もあるが、今までのドラゴンボールとは別物。

おそらく・・・なのだが、鳥山明はあのひどいハリウッド版やその他の勝手なアレンジアニメやゲームにおそらく内心勝手なことしやがって・・・というのは確実にあるとインタビューなどを見ていてそれは思う。特にハリウッド版はどのインタビューでも話題に出し気にくわなかったと述べている。

なので、ドラゴンボールのイメージの回復とドラゴンボールの事実上最後を鳥山明自身の手で幕を下ろしたかったとしか思えない。


考えてほしい・・・もし自分が作者だとして、もし続編を続ける気ならばこんな話にはしてない。しょこたんとの対談でこの作品にテーマはないのがテーマであり、見た後スカッとしてもらえればいいと語っているが、このラストはどう見てもスカッとは終われない。

つまり、見ている側の評価はどうでもよく、自分の手で幕を引くことが目的な気がどうしてもしてまう。本人もファンが鳥山明自身の脚本でこの内容なら、もうしょうがないか・・・「ドラゴンボールもこれで最後だな。」と思ってくれるんではないか・・・とどこかでおもっているんじゃないのかな・・・・・ドラゴンボールという作品に自分からピリオードを打たせるような作り方ですよ。この作り方は。

鳥山明先生は連載中絵を描くことに吐き気を及ぼすほど・・・ドラゴンボールに嫌気がさし、終わりたくても終わらせてくれない葛藤の中で執筆していた。


その後、パソコンで絵が描けるようにならなければ、もう絵はやめようとさえ思っていた。
と語っている。そして、この作品を作る際、実際ほとんどドラゴンボールを忘れていたという。自分の単行本を読み返して感覚をもどした。と言っている。

この当時のドラゴンボールと今の鳥山明の感覚の差が本作にもやはり大きくでている。

昔のドラゴンボール映画は時代劇的で、実は展開や内容はほぼ同じである。強敵が現れ、みんなやられて、パワーアップの方法を考えてパワーアップして勝つ。というのがほぼこれの繰り返しです。

でもこの映画は違います。悟空たちにはどうあがいても勝ち目がないということが大前提にあり、もうおまえたちがこれから何をしようがもう逆立ちしてもかてない奴がこの銀河には沢山いる。という「最終宣告」のような形で幕を下ろす。

しかし、この映画おそらく作者の内面に反して大ヒット、さらには絶賛の方が多く、「ファンはそれでもドラゴンボールとは決別したくない。」と突きつけてきた。だから、続編発表も、おそらくは内心「もうこれ以上やる気無かったのに・・・」と思ってるはず・・・・。

勝手な憶測だが、この映画を見て鳥山明はこれで「どういう形であれ、作者が幕を下ろしてもう終わらせる。」というのをやりたかったはずだと思った。

なので、作品のできは確かにお世辞にも良いものではないが、これは鳥山明がドラゴンボールへの最後のケジメをつけるという意味で俺は「鳥山先生・・・本当にお疲れ様でした。もう先生はドラゴンボールから解放されて良いと思います。素晴らしい作品でしたが、それは逆にあなたを苦しめる呪縛にもなっていましたね。ありがとう鳥山先生。」と言ってあげるのがいいんじゃないのかな・・・と思う。俺は鳥山明のことを本当に考えるならファンなら引導を渡してあげた方が良いと思う。

これはあくまで俺の考えです。
俺は鳥山明も大好きだし、ドラゴンボールも大好きだ。

青春時代はドラゴンボールを毎週欠かさず読んで育った世代だ。
だからこそ、俺は鳥山先生にはドラゴンボールから開放させてあげたい。皆さんはこの映画をみてどう感じただろう・・・。
それでも続けてほしいとやはり望むだろうか、その気持ちもわからいではないんだよ。でも、もういいじゃないか。十分夢や希望や勇気をもらったろ?ドラゴンボールから卒業しても良いんじゃないのか?
という感じでした。



拍手[0回]



解説
鬼才ジョン・カーペンター監督が80年に製作した同名ホラーを、「スティグマータ/聖痕」のルパート・ウェインライト監督でリメイク。かつての怨念を抱え て霧と共に現われる死霊が港の町を恐怖に陥れていく。主演はTV「ヤング・スーパーマン」のトム・ウェリング、共演にTV「LOST」のマギー・グレイ ス。

あらすじ
創立100周年のイベントが迫るアントニオ・ベイの港町で、灯台の管理と個人経営のラジオ局の運営を行っているスティービーは、ある日、海上に風向きとは逆の方向に進行する奇妙な『霧』を発見する。

 翌日、沖合いで霧の中に居たと思われるクルーザーで、3人の男女が何者かに惨殺されているのが発見され、唯一の生き残りの男性は『霧の中に何者かが潜んでいる』と奇妙な言葉を発する。

 やがて、海上にあったその不気味な『霧』は、沖合いから街へと進行を開始し、それに伴って不気味な事件が起こり始めるのだった…


個人的感想
猿の惑星から引き続いて・・・なんでリメイクってこうなるの・・・?
町の雰囲気や霧の感じは良いんだけど、それ以外がすべて駄目でした。
何がだめなのか・・・言い出したら霧だけにきりがないが・・・・

この手のホラー映画おなじみの主人公、ヒロインはチャライ今時の頭の悪い奴らに変更され、いらぬことにご丁寧に事件の概略、幽霊の正体、幽霊の姿、をこれでもかと如実に描き・・・そのためミステリアスさや未知の恐怖など、日常に忍び込んでくる霧の恐怖が
「わしらは怒ってますから!!」
とこれでもかと主張してくるという
・・・どうしようもない怖くないものになってしまって・・・本当に残念でがっかりした。


オリジナルではその辺は徹底して描かず、最低限の情報のみしか描かれない。だから、見えない忍び寄ってくる恐怖・・・があるのだ。
幽霊の姿が見えるのも最後だけでしゃべったり、口で脅したり、要求したりしない。

この映画では幽霊はしゃべって人間の姿にまでなって、昔の女によく似たヒロインとキスまでして、お持ち帰りまでして・・・・と・・・この変態が!!!何考えてんの!?これで怖くなるわけないだろうOTZ
あの世でもバッコンバッコンセックスしたかったんだろうな・・・このじいさん。としかどう見ても思えない件。

オリジナルの怖さはもうすっかりない。

オリジナルのフォッグはかなり好きな作品だ。
だからこのアレンジはどうしても許せない。

作り手はフォッグを復習してください。
じゃないとこの映画のようにファンに復讐されますよ。


リンク
THE・FOG(ザ・フォッグ)1980年版のレビューはこちら
 http://uewomuitearuku.blog.shinobi.jp/Entry/187/

拍手[0回]



解説:  
『激突!』(げきとつ、原題:Duel)は、リチャード・マシスンの短編小説を映像化した、1971年製作のアメリカ合衆国のテレビ映画。ユニバーサル社提供。スティーブン・スピルバーグ監督。
日本での公開は1973年1月。

運転中に追い抜いたトレーラーから執拗に追跡されるセールスマンの恐怖を描く。1973年に第1回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリを受賞した。

あらすじ
平凡なセールスマンであるデイヴィッド・マン(デニス・ウィーバー)は、借金取り立てのため車でカリフォルニアへ向かう途中、ハイウェイにて道を阻んだ大型トレーラータンクローリーに腹を立て、強引に追い抜く。するとその直後から、大型トレーラーはマンの命を執拗につけ狙ってきた。

個人的な感想
昔、何回も見てたけど久しぶりに見たくなり安かったので購入。
この時代の映画ってなんかいいですよね。
若き日のスピルバーグの気迫がホントに画面から出てる。

何気ない日常が恐怖に変わるというのはこのこと。
ある日、いつも走っている道で一台のトラックを追い越すことから恐怖は始まる。何度も何度も追い越し追い越されを繰り返しているうちに、その追い越したトラックに命を狙われることになる。
この映画の怖いところは運転手の姿は見えない所である。
だんだん、トラックが異質な化け物ののように見えてくる。
実は冒頭でいくつか運転手の姿がちらっと映るシーンはある。
が・・・・はっきりした姿はでてこない。
怖いのは誰が運転手で誰が命を狙ってるのかわからないところ。
だんだん疑心暗記に陥っていくところが怖い。

この暴走トラック・・・実は途中でそこまで悪い奴じゃないんじゃないの?と気を許してしまう場面がある。それは幼稚園バスがエンストして止まった時、そのバスを主人公に変わって押して助けてやるのだ。
このシーンで見てる側は、あれ?こいつ以外に良い奴じゃん。
主人公は見捨てたけど、以外に良い奴なんだなーと思った次のカットで電話ボックスに逃げ込んだ主人公をひき殺そうとする。
しかもそのスタンドまでめちゃくちゃにしてしまう。
ここで「さっきのは・・・やっぱり嘘だったのか・・・」
と驚愕してしまう。だってスタンドのおばさんまで巻き込んで殺そうとするんだから・・・ここで恐怖が確信にかわるのだ。

実はこの映画・・・DVD化の際にワイドビジョンになったためにボロというか監督が出演しちゃってるシーンがある。

冒頭の始まりから移動中のシーンで車内を移したカットに若き日のスピルバーグ監督が見切れて写り込んでいる。
それは監督曰く、画面拡大でごまかしたとのこと。だが、

次の電話ボックスのシーンではガラスに台本を見ている監督の姿がくっきり写り込んでしまっている。ここは危険で危なくセットも壊すので一発テイクで撮影のため編集が聞かなかったのでそのまま流すしかなかったとのこと。興味のある人は探してください。

トラックには実はこのトラックは荒くれ者という演出が随所に行われている。所々に鳥をひき殺したというのがわかるように羽がついている。
何回もぶつけたというので塗料やオイルの汚れがついている。
ぶつけて壊してきた車のナンバープレートを勲章として前にいくつかつけている。
など、実はこいつ危険だよ!というサインをだしてるのである。

スピルバーグいわく、「この映画は12~13日での撮影で、どう考えても今考えたら作るのは無理な過酷な状態での撮影だった。今の僕ではもうとれないし、どうやってとってたか想像もできない。」
とのこと。

若さと、情熱と熱意と意地で作り上げた作品だったという。
だから、今見てもその情熱が伝わるし、やっぱりおもしろいんです。
最近、テレビのロードショーでは昔の名作はやらなくなってしまいましたが、是非今の若い人やこの世代の映画をあまり見てないという人には見てほしい作品ですね。本当に傑作だと思います。


~ここからはおまけ~
実はこの映画吹き替えが実はおもしろいです。
自分が初めてみたバージョン。今でも覚えてます。

僕が見たのは「1989年の日本テレビ・金曜ロードショー版(徳光和夫版)」でしたwこれがね・・・なんで徳光さん????と思うでしょう?なんででしょうねwびっくりするほど徳光さんなんですw
当時ガキでしたが・・・なんでこの人なの?と本気で疑問だったw
まーねw芸能人吹き替えは今に始まったことじゃないんですよw
今思えば良い思い出・・・?かな?

拍手[1回]




解説 

そのユニークな設定と衝撃のラストでSF映画の金字塔となった68年作品を「シザーハンズ」「バットマン」のティム・バートン監督が再映画化。リメイクを超えたリ・イマジネーション(再創造)として甦る。西暦2029年。惑星間の偵察を行っていたスペースステーション、オベロン号に乗る宇宙飛行士レオ。ポッドでの偵察行動の際、謎の惑星に墜落。なんとか脱出したレオだったが、彼はそこで猿に人間が支配されている光景を目のあたりにするのだった……。

 

あらすじ

西暦2029年。調査活動中の巨大宇宙船オベロン号には人間の他に、遺伝子操作と高度な訓練で高知能化した猿達も乗せられていた。 あるとき、オベロン号は奇妙な磁気嵐を発見する。まず、チンパンジーのペリグリースが操縦するポッドを調査に向かわせるが、たちまち磁気嵐に吸い込まれ、通信が途絶えてしまう。 宇宙飛行士のレオもポッドで船を飛び出し、ペリグリースを追うが、やはり磁気嵐に吸い込まれ、ある惑星に不時着する。そこは人間が高度な知能を持つ猿に支配される世界だった。 猿達に捕らえられたレオは、将軍のセードに危険人物として睨まれるが、人間に好意的なチンパンジー、アリの助けを得て身近な人間ともども脱走する。 不時着したポッドから回収した携帯端末でレオは母船もこの惑星に到着したことを知り、地球へ帰る為に禁断の地域へと足を踏み入れるが、そこにあったのは数千年前に不時着して遺跡と化した母船オベロンの残骸だった。 宇宙船に残された記録から全てを知り絶望するレオだったが、これまで猿に抵抗する術を持たなかった人間達が、噂を聞きつけてレオの下に集まってくる。そして人間全ての抹殺を決意したセード将軍率いる猿の軍勢も間近に迫っていた。



個人的感想

オリジナルの方とくらべるとだんぶ荒がなくなってSF作品としてスリムデーシャープにはなったけど、なんか荒々しさが無く丸くスリムになりすぎちゃった・・・感じ。



疑問点が実は結構あって・・・

んん?え?つまりどういうことだ?となりました。



Q、主人公が不時着した星は未来の地球では無かった?全然別の星?   でも英語しゃべってるんだけど・・・?



A,解説等をよんで調べるとどうやら地球ではないらしい。



Q,最後にレオが猿の惑星から脱出し戻った地球は、さっき閉じ込められ たセード将軍が天下の世界だった。 

 でも同じ星でもなさそうだし、時間軸も明らかに違うし????

 そもそも拘束されたはずなのに なんでまた天下とってるの?


A,監督の解説によると、全然関係ないパラレルワールド。とのこと。

 つまりトワイライトゾーン的な・・・あれね。



こうみると結構なんでもありだな~という感じがしましたね。 なんというか・・・リメイクってなんでこうアレンジを加えていまいちよくわからない感じになるんでしょうね・・・ということをまた次の別の作品でも言いたいと思いますので興味のある方は次の記事もごらんください。

 

おもしろくない・・・訳ではないんですよ。特殊メイクもよくできてるし、猿の動きもよく研究されているし、 まー見れる作品ですし、それなりに楽しめる作品なんですけど。



ズッコケたのが最後の猿と人類の合戦のところなんです。

「そうだ!良い方法がある。チャンスだ!」と作戦を思いつく主人公。


おっ!これは!残りのエンジン燃料を使って
ジェット噴射で焼き払え-!かな!?

まーそういうことなんですけど、この作戦が・・・・


ええ!?っていうぐらい役に立たない作戦。





結局は乱闘肉弾戦になんのかい!!w



これがもの凄く残念でした。

そもそもどこにジェットエンジンがでてるの?

内部にはいるとすぐコックピットだったのに・・・

ジェットエンジンを点火させて焼き払ったのは最初の前進舞台のみで、のこりの何千という兵士、ボスはそのまま無傷。

しかもジェットエンジンでやられた奴も結構まだ生きてるという強靱さ。 完全にやっちまったぜ・・・な作戦である。

ここはさ・・・もう少しなんとかならなかったのかな・・・・

全然スカッとしないです。

オチはオリジナルを知ってるので特にどうこうはなかったですよ。

説明不足ですけどね。

パラレルというある種反則的なオチなのが気になるけど、

まーありかと思う。



トータル・それなりには楽しめる。

オリジナルとは別として見ると良いかもしれない。

拍手[0回]


プロフィール
HN:
ヤスさん
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1984/10/22
職業:
宇宙刑事
趣味:
お絵描き、歌を歌うこと、映画鑑賞
自己紹介:
・あんまりプライベートな話はこちらでは控えさせていただきますが、自分の夢に向かって日々精進しています。

・趣味:映画鑑賞、お絵かき、カラオケ。
*サムネの絵はお絵チャットで落描きしたものです。
(サムネは頻繁に変えます。)

・かなりの収集癖有りです。

・持ってるマンガは1000冊以上今更数えらんない。小説は角川ホラー文庫のホラー小説が100冊ほど。その他、小説は恋愛ものからサスペンス、ミステリーなど読んでます。

・見てる映画、アニメ、ドラマは大体2000~3000くらい数えられない。(洋画より日本映画の方が多い。)

・ゲームは主にPS、SSをメインに200本くらいはもってるしやってる。

・フィギュアも100体以上はあるし、玩具・カード・切手もコレクションしてます。

・特撮とアニメと映画をこよなく愛してます。

・彼女募集中 (`・ω・´)キリッ★

・注意事項・
誹謗や中傷恐喝行為はやめてください。
個人情報を書き込む等の行為は絶対にしないでください。あとコメント欄にアドレスは張らないでください。スパムと判断し、やった場合は即座にアクセス拒否させてもらいます。覚悟してください。

・ブログの説明・
このブログは僕が描いた絵や歌はもちろん、好きな映画や音楽、マンガやアニメ、ゲームと幅広く興味のあることについて書くブログです。

僕の落描きした絵の置き場です。↓


【著作権について】
当サイトではレビューのために、文章・画像などを引用することがあります。文章・画像等の著作権については各々の作者に帰属します。問題があればご指摘下さい。引用以外の文章・画像の著作権については、当サイト管理人に帰属します。

画像がうまく表示されない時は更新を押してください。
(携帯ではうまく表示されない記事があります。)
アクセスカウンター
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
色々歌ったものをアップしてます。
物好きな方だけお聞きください。
amazonのオススメの商品
をランダムで紹介してくれます。
カテゴリー
記事のジャンルです。
みんなの画用紙
ブログ内検索
記事はここから検索してね!
最新トラックバック
です。
最新コメント
[08/07 ヤス]
[08/05 通りすがりの仮面ライダー]
[06/20 Sigourney Weaver = panty lady]
[03/24 FOREVER HEROS ]
[03/24 FOREVER HEROS ]
ほしい商品はここにある!
お買い物はアマゾンで!
アクセス解析
よ~く見えるぜ!(byマキシマ)
リンク
このブログはリンクフリーです。 (*gifテンプレがちゃんと表示されないのは使用です。)
バーコード
EVEバーストエラーR応援バナー
【EVE bursr error R】応援中!
EVEバーストエラーR発売決定!!
メールフォーム(クリックで表示)
*アドレスは貼らないでください。 メールチェックは日曜にします。
Powered by NINJA TOOLS
返信用メールアドレスは必須です。 直、返信が遅れる場合もありますのでご了承ください。
ツイッターブログパーツ(クリックで表示)
単なるつぶやき
です。
忍者ツールズ
忍者ビジター
<<前のページ  | HOME |  次のページ>>
Copyright ©  -- 上を向いて歩こう!! --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ